キンコーズ初のコワーキングスペース「ツクル・ワーク」。新宿センタービルに1号店オープン。

これまでポスター等の印刷やデザインといったサービスを提供してきたキンコーズ・ジャパン株式会社が、「コワーキングスペース」の事業を開始。1号店は、新宿センタービルにあるキンコーズの店舗を増床し、「ツクル・ワーク 新宿センタービル店」として、2019年2月15日にリニューアルオープンした。

働き方改革により需要が高まる「コワーキングスペース」

複数の企業やフリーランスが集まり、業務スペース・会議室・打ち合わせスペースなどを共有しながら仕事を行う、共同オフィスのこと。近年の「働き方改革」で、副業やフリーランスといった働き方が多様化している中、コワーキングスペースの店舗・利用者ともに増加傾向にあるという。

時代の変化に合わせたサービスの転換

これまで実店舗やオンラインでプリントサービスを展開してきたキンコーズも、この働き方の変化に合わせたサービスに乗り出した。
現行サービスでは、実店舗やオンラインでのオンデマンドプリントといった「顧客が望むものをつくる」ことをメインに展開していたが、今後は「顧客自らがつくる機会を創出する場」へと進化させ、ビジネスだけでなくライフスタイル全体における幅広い価値の提供したいと考えているようだ。

「Work」をコンセプトにした1号店

コワーキングスペースの1号店は、「ツクル・ワーク」という名称で「Work（働くこと）」をコンセプトに掲げた。キンコーズが培ってきたプリントソリューションのノウハウを生かし、スタッフが利用者の仕事のサポートを行い、副業家やフリーランスを支援すると言う。
また、キンコーズのカウンターを設置し、名刺・封筒印刷などビジネスに必要なツールから、キンコーズクオリティを活かした印刷・製本、イベント向けのポスター印刷、展示会出展サポートなども実施。さらに、ビジネスシーンを知り尽くしたキンコーズならではのセミナーイベントや参加型のイベントも開催を予定しており、「ビジネスに役立つ」をテーマにお客様参加型で一緒につくっていくようだ。

今後は「Work」だけでなく、デザイナーやクリエイターを対象とする「Lab（ラボ）」、生活を豊かにする「Hobby（ホビー）」、機会をつくる「Communication（コミュニケーション）」をテーマに、それぞれのニーズに応える場・技術・知識を提供することで、顧客のビジネスやライフスタイルに貢献したいと考えているようだ。

「働き方改革」による多様な働き方によって、需要が高まっているコワーキングスペース。今後副業やテレワークといった働き方を自社に取り入れていく場合、一つの働く場所の選択肢として視野に入れていく必要があるだろう。その際、「サービスの内容やコンセプトが自社にフィットするか」という点も意識してみると良さそうだ。

＜店舗概要＞
・店舗名：ツクル・ワーク 新宿センタービル店
・所在地：東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルB1-29号室
・電話番号：03-5325-1371
・営業時間：月曜～土曜　8:00～22:00

＜サービス内容＞
・コワーキングスペース（会員・ドロップイン）46席
・イベントスペース貸し出し
・セミナーイベント開催
・キンコーズサービスカウンター（受付／納品）
・出力機（コピー・スキャン）1台
・ポスター出力機 1台

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