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科学的に算出できる社風との相性と、従業員の自己認識とのギャップに関する分析調査~長く活躍できる人材ほど評価に不満?~

2019.02.01
オフィスのミカタ編集部

働く人と組織の相性を診断するmitsucari適性検査及びmitsucariを開発・運営する株式会社ミライセルフ(本社:東京都品川区)は、mitsucari適性検査を導入する2,000社以上の企業で働く労働者を対象に「社風との相性に関する分析」を実施した。

■会社に合っていると思う人ほど、会社から高く評価されていると思っている

■会社に合っていると思う人ほど、会社から高く評価されていると思っている

「あなたは今の会社のカルチャーに合っていると思いますか?」と「​あなたは今の会社で高く評価されていると思いますか?」という自己認識の質問に対して、「カルチャーに合っていると思う」人ほど「会社から評価されてると思う」傾向が強いことが分かった。

「会社のカルチャーに合っているとかなり思う人」の69.7%が会社から評価されていると考えており、「会社のカルチャーに合っていないとかなり思う人」の68.2%が会社から評価されていないと考えている。会社のカルチャーとの相性と会社からの評価の自己認識には相関関係があると言えそうだ。

■会社に合わないことは分かるが、会社に合うことは分からない

■会社に合わないことは分かるが、会社に合うことは分からない

「あなたは今の会社のカルチャーに合っていると思いますか?」と、mitsucari適性検査の社風とのマッチングスコア(1が最も合っておらず、100が最も合っている)を比較したところ、マッチングスコアが低くなるほど「会社と合っていると思わない」回答が増加する傾向になった。
また、マッチングスコアが高くなるほど「会社に合っていると思う」ではなく、「どちらでもない」の比率が増加し、「会社に合っているのか合っていないのかわからない」回答が増加する傾向になっている。
このことから、会社に合っている従業員ほど、自分と会社の相性に自信が持てていない現状が明らかとなった。

■会社に合っている人ほど、自分の評価が分からない

■会社に合っている人ほど、自分の評価が分からない

「あなたは今の会社で高く評価されていると思いますか?」とmitsucari適性検査の社風とのマッチングスコアを比較したところ、マッチングスコアが高くなるほど「どちらでもない」の回答が増加する傾向になった。
会社からの評価は、面談や待遇などからも自己認識がしやすい内容。長く活躍してくれる可能性のある人材であればあるほど「会社からの評価に不満を抱える」ことで、離職を引き起こす可能性が高くなっている現状が明らかとなった。

■調査概要

・調査対象:mitsucari適性検査に社員として登録されている受検データ
・調査期間:平成28年2月2日~平成30年11月12日
・有効人数:38,750名
・調査方法:インターネット調査

■mitsucari適性検査について

■mitsucari適性検査について

mitsucari適性検査は「会社や部署に合う人材を見極める採用支援サービス」として、2016年2月から提供を開始。2018年1月には導入社数が1,000社を突破、同年11月には2,000社を突破している。
mitsucari適性検査は、一般的な適性検査とは異なり、応募者だけでなく従業員の方にも受検してもらうことで、会社や部署ごとの適性を判定できる。人柄や価値観、社風の見極めには企業文化論・社会心理学を基幹技術としており、適性の判定(ミスマッチの可能性)には人工知能(AI)を用いている。
導入企業からは「離職率が25%から5%に減少した」「内定承諾率が約50%から約80%に改善された」などの効果が現れているという。

■まとめ

今回の調査から、「会社のカルチャーと合う人材の過半数以上が会社からの評価が分かっていない」「長く活躍できる人材ほど評価に不満を抱えやすい」ということが明らかになった。現在運用している評価制度で、社員に的確なフィードバックができているのか、離職につながるリスクはないか、今一度見直してみてはいかがだろうか。

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