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従業員の働くモチベーションはどこにあるのか?1,000人に聞いた「はたらく理由」ランキング

2019.10.11

 総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリア株式会社(本社:東京都千代田区)が運営する転職サービス「doda(デューダ)」は、20~30代の働く男女1,000人を対象に、「はたらく理由」について、オリコン・リサーチ株式会社と共同で調査を実施した。

 従業員の働くモチベーションはどこにあるのか?声を紹介する。

■「お金のため:生きていくため」が、全体の半数以上を占め1位に

■「お金のため:生きていくため」が、全体の半数以上を占め1位に

 「はたらく理由」ランキングトップ3は、1位「お金のため:生きていくため」(56.3%)、2位「お金のため:趣味や嗜好品を豊かにしたい」(19.4%)、3位「お金のため:家族を支えるため」(8.1%)だった。

 1位の「お金のため:生きていくため」は、56.3%と半数以上を占める結果になった。理由として、20代は「親から自立して生活するため」「奨学金返済のため」など、経済的な自立を挙げている。一方、30代は「老後を安定して送りたい」「年金はあてにならない」など、将来に対する不安を理由に挙げており、年代によって回答理由に差が出た。

 2位の「お金のため:趣味や嗜好品を豊かにしたい」は、20代・30代ともに「趣味があるから頑張って働こうと思える」「欲しいものを買って生活を豊かにしたい」など、働いてプライベートを充実させたいという理由が多くあった。

 3位の「お金のため:家族を支えるため」は、回答者の約9割(90.1%)が30代だった。「家族みんなが楽しく暮らしていくのに必要」「子どもに選択肢を与えられるようにしたい」など、ライフスタイルの変化により「はたらく理由」が変化したものと考えられる。

■年代やライフスタイルの変化が「はたらく理由」に影響を与える

 上位3位までは、いずれも「お金のため」という回答で、全体の8割以上(83.8%)を占める結果になった。

 一方で、1位の「お金のため:生きていくため」は20代・30代で回答理由に差があり、3位の「お金のため:家族を支えるため」と回答したのは約9割が30代と、年代やライフスタイルによって回答に違いが見られた。また、7位にランクインした「社会とのつながりをもちたい」を挙げた女性回答者の約5割(46.7%)が、産休・育休中の孤独から、社会とのつながりを強く求め、「自分の存在意義を見いだしたい」と考えていることが分かる。

 年代やライフスタイルによって、価値観や重視することが変化し、「はたらく理由」にも影響を与えているようだ。

■調査概要

・対象者:20~30代の働く男女(パート・アルバイトを除く)

・回答人数:1,000人(男性:324人、女性:676人)

・調査手法:インターネット調査

・調査主体:転職サービス「doda」/オリコン・リサーチ株式会社

・調査期間:2019年6月17日~6月21日

■まとめ

 今回の調査では、20~30代の男女が働く理由は「お金のため:生きていくため」が全体の半数以上を占め、1位という結果だった。また、年代やライフスタイルによって、価値観や重視することが変化し、「はたらく理由」にも影響を与えているようだ。

 全ての年代の従業員に対して働くモチベーションを上げていくことは、企業経営にとって欠かせない大きな要素となってくるのではないだろうか。

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