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企業の「目標管理」に変革を。ピープルマネジメントツールに、社員が目標達成のために求めているサポートを把握できる新機能が登場。

2019.12.04

 マネジメントツール「Wistant(ウィスタント)」は、1人ひとりの目標の進捗を定期的に更新できる「目標ヘルスチェック」機能をリリースした。
 
 本機能により、メンバーは、定期的に「目標の進捗」と「必要なサポート」をチームに共有でき、現状が4段階で可視化できるようになる。これにより、マネージャーなどが、メンバーに対し、必要なサポートをすばやく実行できるようだ。

■「目標ヘルスチェック」機能リリースの背景

■「目標ヘルスチェック」機能リリースの背景

 Wistantは、1on1、目標管理、フィードバックをワンストップで実現するマネジメントツール。組織をより良くする「ピープルマネジメント」を仕組み化し、定着させることができる。

 2018年3月の正式リリース後、プロダクトのアップデートを繰り返し、現在のヴァージョンは累計で120社超が体験。これにより、多くの企業では「目標管理」に課題を抱えていることがわかった。

具体的には、
・目標を記入するフォーマットを用意しても、それを頑張って埋めるだけで終わってしまう。
・目標を意識するのは、評価のタイミングだけ(期中には目標の存在を忘れている人もいる)。
・マネージャーの意識が「数値目標」に集中してしまい、「成長目標」などに対してはサポートが受けづらい。
といった声が聞かれた。このような状況が続いてしまうと、
・目標達成のためのアクションや行動の改善が行われず、成果が上がりにくい。
・(上記の結果として)事業や会社の業績にネガティブなインパクトを与える。
・メンバーは上司や同僚から十分な支援を得ていると感じられず、組織へのエンゲージメントが低下する。
・(上記の結果として)メンバーの自発性や積極性の低下につながる。
​といったことが考えられる。
 
 こうした課題を解決するために、目標ヘルスチェック機能は開発された。

■なぜ「目標管理」が重要なのか?

1, 目的に対する進捗具合を可視化でき、すべき行動が明確になる

 目標を設定することで、目的を実現するためのステップを明確にすることができる。営業を例に考えると、以下のようになる。

目的:受注金額をあげたい

目標①:週に20件以上の訪問をする
目標②:毎日新聞を読み、話せる内容を広げる
目標③:訪問の前に、30分は下調べする時間を取る

上記の例では、具体的な数字や期日を設けることにより、自身が取るべき行動を明確化できている。すると、確実に目的の実現へと進むことができ、余計な時間とエネルギーを費やすリスクが減少する。

 また、目標の進捗を明らかにすることで、目的の実現にどれほど近づいているのかを確認できる。90%の企業が戦略の実行を成功できておらず、その大きな原因のひとつに目標設定と管理がある、という調査結果も出ている。

モチベーション向上につながる

 目標の存在はモチベーションを上昇させ、パフォーマンスを上げる。
 1960年代にEdwin Lockeが提唱した、Goal-settig theory of Motivationにおいては、目標設定は業務へのモチベーションを高く保ち、パフォーマンスを向上させるために必要不可欠とされている。また、金銭的なインセンティブがない状態で、目標の設定を行ったグループとそうでないグループを比較すると、前者の方が12〜15%パフォーマンスが高い事が研究によって明らかにされている。

■「目標ヘルスチェック」機能の詳細

■「目標ヘルスチェック」機能の詳細

目標ヘルスチェックを活用することで、以下のような効果が期待できる。

・1人ひとりが、普段から目標を意識して業務を行うようになる。
・メンバーが、チームに対して必要なサポートを簡単に共有できる。
・マネージャーが、メンバーに必要なサポートをすぐに実行できる。

■目標ヘルスチェックの使い方

■目標ヘルスチェックの使い方

メンバーは、3つの質問に回答する。
目標の進み具合はどうですか?
「とても順調」「予定通り」「やや遅れ」「かなり遅れ」の中から選択する。

目標の状態をアップデートする
 あらかじめ設定した目標をクリックして、目標進捗を更新する。

目標達成のために、相談・サポートが必要なことはありますか
 該当する項目をクリックして回答する。複数回答、未選択での回答も可能。

 マネージャーやHR担当者は、メンバーのプロフィール画面から結果を確認できる。

 目標ヘルスチェックの周期やタイミングは、管理者メニューから自由に設定することができる。

■まとめ

 目標進捗を可視化し、求めているサポートを把握することもできる今回の機能。社員が目標達成のために自立的に行動するここ、また、能力開発やモチベーションの維持・向上にも一役買いそうだ。

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