オフィスのミカタとは
従業員の働きがい向上に務める皆様のための完全無料で使える
総務・人事・経理・管理部/バックオフィス業界専門メディア「オフィスのミカタ」

勤務先の新型コロナ対策への評価は五分五分 企業の新型コロナ対応を調査!

2020.08.03

 総合転職エージェントの株式会社ワークポート(所在地:東京都品川区、代表:田村高広)は、全国の転職希望者373人を対象に、勤務先のニューノーマル対応と新型コロナ対策の評価についてアンケート調査を行った。

新しい生活様式に対応している企業は3割

新しい生活様式に対応している企業は3割

 新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言が解除され、テレワークを継続する企業と出勤を再開する企業で対応が分かれている。全国の転職希望者に、「現在の勤め先は新しい生活様式に対応していると思うか」と質問したところ、「はい」が33.2%、「いいえ」が66.8%という結果になった。

 新しい生活様式に対応している企業で、具体的に行われていることとしては「社員をチーム分けして日毎にテレワークを実施」「出社比率が半分になるようにされている」「在宅勤務や時差出勤を取り入れている」などが挙げられた。

<関連セミナー>
<7/7(火)@オンライン>ウィズコロナ時代の今だからこそ Excel業務をWeb化で改善・効率化!

勤め先のコロナ対策に対する評価は五分五分

勤め先のコロナ対策に対する評価は五分五分

 「現在の勤め先の新型コロナへの対応や対策をどのように評価するか」と質問したところ、「とても良いと思う」が11.5%、「やや良いと思う」が39.7%、「やや悪いと思う」が28.2%、「とても悪いと思う」が20.6%という結果になった。良い評価が51.2%、悪い評価が48.8%となり勤務先の新型コロナ対策に対する評価はほぼ半数であった。

 また、評価の具体的な理由としてそれぞれ以下のような意見が挙げられた。とても良いと回答した人は「早期の段階からリモートワークの対応をしていた」「新しいことを積極的に取り入れて行動を切り替えた」。やや良いと回答した人は「コロナ対応自体は良いが、通知が直前で社内対応が遅い」「WEB会議を推奨しているが会社の通信環境が悪い」。やや悪いと回答した人は「テレワークを理由に仕事が適当になっている」「対応が後手に回っており、現場に丸投げされていると感じる」。とても悪いと回答した人は「経営陣は話題にはするが、対策を講じる気持ちは一切ない」「新型コロナの感染を非公開にしている」。


 他にも、「勤め先の新型コロナへの対応や対策で変わった事例やエピソード、理解できないと思った対応やイラッとしたエピソード」を質問したところ、下記のような意見が集まった。

 ・コロナ対策として免疫を上げる漢方が全社員に処方された
 ・テレワークの際は給与を6割カット
 ・テレワークが始まった4月頃はリモートアクセス数に制限があり、早い者勝ちであった
 ・テレワークを推奨され自宅で仕事をしたが「何で事務所に来ないんだ」と言われた
 ・「世間はコロナだがうちは関係ないから出勤すて仕事をして成績を上げろ」と言われた

まとめ

 今回の調査結果を見ても、新型コロナへの企業の対応は様々であり、新しい生活様式に対応できている企業は多いとは言えない結果になった。企業が行う新型コロナ対策への満足度が、社員の会社に対する満足度にも影響していることから、更なる対策が求められていくのではないだろうか。

<PR>