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選ばれる企業になるためには「働きやすさ」が重要? ワンキャリア調査

2024.07.25

就活サイト「ONE CAREER」を運営する株式会社ワンキャリア(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 執行役員CEO:宮下尚之)が、2026年卒の学生向けに就職活動に関する調査を実施した。調査結果の概要についてお伝えする。

調査概要

調査名:【26卒】就職活動に関するアンケート
調査期間:2024年5月31日〜6月5日
調査機関(調査主体):株式会社ワンキャリア
調査対象:2026年卒の大学生
調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
有効回答数:586
出典元:【調査レポート】26卒夏インターンシップ直前レポート|給与・成長よりも「働きやすさ」を重視する傾向(株式会社ワンキャリア)

スカウトサービスで好感を持たれるポイントは「理解・限定」

スカウトサービスで好感を持たれるポイントは「理解・限定」

本調査では、インターンシップ情報の収集や企業選びにおけるスカウトサービス(逆求人サイト)の登録状況について、84.3%が「登録している」と回答している。

また、スカウトを開封する上で最も重視している点として「興味のある業界・企業からスカウトがきているか(47.2%)」がトップに挙げられた。次いで「プロフィール内容(ガクチカ・活動実績)を見た上で送信しているとわかるか(16.6%)」「スカウト限定フロー(面談案内や選考直結など)であるか(15.6%)」が続き、自分を理解して書かれた文面になっているか、次のステップへ進める特別なスカウトであるかを重視している様子がうかがえる。

文系・理系、在住地で異なる志望企業の選び方

文系・理系、在住地で異なる志望企業の選び方

続いて本調査では、企業選びで重視する点について文系学生・理系学生のそれぞれで比較。ともにトップとなったのは「ワークライフバランスが確保できる」で、文系(18.8%)の方が理系(12.6%)よりも重視していることが明らかになった。そのほか、特に差が見られた項目としては、文系学生で2位となった「自分のなりたい職種である(10.3%)」は理系では5位(9.5%)に、文系学生で6位となった「給料が高い(7.6%)」が理系では2位(10.7%)となったことが挙げられている。

また、在住地によっても志望企業を選ぶ上で重視するポイントが異なるようだ。同社は東京圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)在住の学生と地方在住の学生を比較したところ、東京圏の方が「給料の高さ」をより重視していることが明らかになったと報告。そのほか「ワークライフバランスが確保できる」「社会の課題を解決できる」でも、東京圏が地方よりも高い結果になったという。

一方で地方在住の学生は「企業内の雰囲気がよい」ことを東京圏の学生よりも重視する傾向にあるようだ。

まとめ

矢野経済研究所の発表資料によれば、新卒採用におけるダイレクトリクルーティングの成長率はほかの手法と比べて非常に高く、2022年度の市場規模は、事業者売上高ベースで前年度比38.9%増の865億円。さらに増加傾向が続くと見込まれており、活用への期待感が高まっているという。

本調査からは、スカウトサービスを活用する上で、学生らのプロフィールや自己PRにきちんと目を通すことや、スカウトならではの採用フローを用意することにより、より効果的なアプローチができると示唆された。そのほか、学部や在住地によって着眼点が異なる様子もうかがえた。効果的な採用活動をしていく上での参考にしていただきたい。

出典元:ダイレクトリクルーティングサービス市場に関する調査を実施(2023年)