副業に関する実態調査 副業を認める企業を「より魅力的に感じる」人は6割以上
副業・転職のキャリアSNS「YOUTRUST(ユートラスト)」を運営する株式会社YOUTRUST(本社:東京都渋谷区、代表:岩崎由夏)は、YOUTRUSTユーザーを対象に「副業に関する実態調査」をおこなった。
そのうち「副業を認める企業、副業を認めない企業別の魅力度」「副業意欲の変化と理由」および「副業未経験者の実態」をユーザー調査の第1弾として報告する。
6割以上が「副業を認める企業の魅力度が向上」と回答
「副業を認める企業と副業を認めない企業への魅力度の変化」を調査したところ、副業を認める企業の魅力度は64.3%が「向上した」と回答したのに対し、副業を認めない企業の魅力度は63.0%が「低下した」と回答した。
政府のガイドラインでも、人生100年時代に向けて、若いうちから自らの希望する働き方を選ぶことができる環境づくりのために副業が有効とされ、希望に対応できる環境整備が促されている。
今後は、副業ができる制度の有無やサポート度合いが、企業選びの新たな軸になる可能性も示唆している。
副業意欲は向上傾向
「直近3ヶ月の副業意欲の変化」を調査したところ、48.8%が「副業意欲が高まった」と回答し、前回調査を実施した4月と比較すると5.5ポイント増加している。また、「副業意欲は変わらない」と回答した人を含めると、95%以上の人が副業意欲は現状維持もしくは向上している結果となった。
副業からのリターンを期待する人が多数
「副業をしたい理由」を調査したところ、「収入を増やしたいから」「スキルや経験を獲得したいから」という回答が、前回調査よりも多い結果となった。
コロナ禍における先行きの読めない情勢が続く中で、副業収入で生活の基盤を整えながら、スキルや経験を磨くことで、困難な局面でも自身の市場価値を高めようとする姿勢が伺える。
YOUTRUSTユーザーの約75%が「副業経験あり」
「副業経験の有無」を調査したところ、75.7%が過去に副業経験があると回答した。
74.2%が「副業は禁止されていない」
「本業の会社で副業は禁止されていますか」と質問したところ、24.1%が「副業は禁止されている」、1.7%が「禁止されているか分からない」、74.2%が「副業は禁止されていない」と回答した。
政策推進や新型コロナウイルス拡大に伴う働き方の変化もあり、副業が容認されている企業の増加が見て取れる結果となった。
副業をしない理由は「副業の探し方が分からない」
副業未経験者に「副業をしない理由」を調査したところ、もっとも多かったのは「副業の探し方が分からないから」、次いで「自分の経験が役に立てるか分からないから」、「時間的に余裕がないから」と続いた。
まとめ
先行きの不透明な現在、副業に対する関心は高まっている。副業を推進する企業では魅力度も変化し、副業をしやすい環境、情報の提供など、企業には柔軟な対応が求められてくるのではないだろうか。
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