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求職者の大半が「リモートワーク」を希望 転職コンサルタントにアンケートを実施

2020.10.05

 人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表:鈴木孝二)が運営するミドル世代のための転職サイト『ミドルの転職』上でサイトを利用している転職コンサルタントに「コロナ禍におけるミドル人材のリモートワークの実態」を調査した。

大半の求職者が「リモートワーク」を希望

大半の求職者が「リモートワーク」を希望

 「新型コロナウイルス感染拡大以降、リモートワークを希望する求職者は増えたと感じますか」と質問したところ、50%が「増えている」、49%が「どちらかといえば増えている」、1%が「どちらかといえば減っている」と回答した。

 「どういった理由からリモートワークを希望している求職者が多いですか」と質問したところ、最も多かったのは「新型コロナウイルス感染対策のため」で85%であった。次いで「通勤時間を短縮できるため」が82%、「家族や親しい人と過ごせる時間が長くなるため」が38%、「通常勤務と比較して生産性が向上したため」が34%、「職場での人間関係に関する問題が少なくなったため」が13%、「副業に使える時間が長くなるため」が12%と続いた。

 感染対策のために、リモートワークを希望する人が多く、withコロナ時代の背景が伺える結果となった。

「リモート可」の求人は増加傾向

「リモート可」の求人は増加傾向

 「新型コロナウイルスの感染拡大以降、リモートワーク可能な求人は増えたと感じますか」と質問したところ、56%が「増えている」、40%が「どちらかといえば増えている」、3%が「どちらかといえば減っている」、1%が「減っている」と回答した。

 リモートワーク可能な求人が増えている中、どのような業種で増えているかを調査したところ、最も多かったのは「IT・インターネット」で85%であった。次いで「コンサルティング」、「メーカー」、「金融」、「広告・出版・マスコミ」、「商社」、「メディカル」、「建設・不動産」、「流通・小売・サービス」、「インフラ・教育・官公庁」と続いた。

 また、リモートワーク可能な求人で多い「職種」を調査したところ、最も多かったのは「事務・管理系」で56%であった。

企業のリモートワークは今後も続くと予想

企業のリモートワークは今後も続くと予想

 「新型コロナウイルスの感染拡大がきっかけとなり、リモートワークを導入し、今後も継続してリモートワークを実施する企業の割合はどれくらいだと思いますか」と質問したところ、81%が「5割以上」、15%が「3割」、4%が「1割以下」と回答した。

 企業が今後もリモートワークを継続する理由として最も多かったのは「感染拡大防止のため」で80%であった。次いで「オフィス賃料や交通費などのコストカットのため」が69%、「社員からの要望が多いため」が43%、「採用上の強みとなるため」が31%、「生産性が向上したため」が28%、「社員の定着に繋がるため」が26%と続いた。

リモートワークでは「自己管理能力」が重要

リモートワークでは「自己管理能力」が重要

 「リモートワークと通常勤務とで、企業が人材に求める条件や選考内容に違いはありますか」と質問したところ、8%が「ある」、24%が「どちらかと言えばある」、46%が「どちらかと言えばない」、22%が「ない」と回答した。

 「リモートワーク特有の条件や選考内容で多くあると感じるもの」を調査したところ、最も多かったのは「自己管理能力があるかの確認」で84%
であった。次いで「ITリテラシーがあるかの確認」、「情報リテラシーがあるかの確認」、「職種未経験は不可となる」、「担当業務の経験値のハードルが上がる」、「業務遂行イメージの入念な擦り合わせ」、「リモートワークでのマネジメント経験があるかの確認」、「リファレンスチェックを入念に行う」、「キャリアプランについての擦り合わせ」と続いた。

まとめ

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、普及が広がったリモートワークは、今後もさらに普及していくことが予想される。新型コロナウイルスの感染対策として、リモートワークを取り入れている企業は、従業員の満足度も高く、新しい生活様式に対応できていると言えるのではないだろうか。柔軟な働き方に対応ができるよう、制度を整えていくことが必要となってくるであろう。

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