働く主婦の求人 感染症対策の掲載で応募率150%増
主婦に特化した求人サイト『しゅふJOBパート』を運営する株式会社ビースタイルメディア(本社:東京都新宿区、代表:小牟田斉美)は、2020年7月から、感染症対策されているかが一目でわかる「感染症対策特集」を実装し、公開した。緊急事態宣言後の6月と9月での応募数や応募率などの変化を全国・東京エリア、職種別で調査を実施した。
感染症対策が一目でわかる「感染症対策特集」
「感染症対策特集」とは、withコロナ時代に合わせて、感染症対策された職場環境がわかる「感染症対策タグ表示求人」という機能である。例えば、マスク着用の徹底や、飛沫防止パーテーション、ビニールカーテンなどの仕切り設置、一部在宅勤務可能など、従業員や顧客を衛ための「企業の環境整備度合」がわかるものになっている。
感染症対策タグ付き求人は応募率1.5倍
6月1日から6月7日と、9月1日から9月7日に掲載された求人への前応募数を比較したところ、差は2ポイントにとどまった。
一方で、9月1日から9月7日の間、感染症タグ付き求人への応募率は、通常の求人よりも、1.5倍も多い結果となった。
【東京エリア】感染症タグ付き求人は応募率2.2倍
東京エリアにて、6月1日から6月7日と、9月1日から9月7日に掲載された求人への前応募数を比較したところ、差は3ポイントにとどまった。
一方で、9月1日から9月7日の間、東京エリアにおける感染症タグ付き求人への応募率は、通常の求人よりも、2.2倍も多い結果となった。東京エリアで就職活動をする人は、全国と比較して、感染症対策への関心が高いことが伺える結果となった。
職種別で見ても感染症対策への関心は高い
「オフィスワーク」、「小売・販売」、「飲食・フード」、「軽作業・物流・製造」、「家事・保育・習い事」の職種別に、求人あたりの応募率を比較した。感染症対策タグ付き求人への応募率は、通常の求人と比べて「オフィスワーク」で1.5倍、「軽作業・物流・製造」で2倍、「家事・保育・習い事」で1.9倍となった。
また、「新型コロナウイルス流行以降、主婦層が面接時に質問すること」を調査したところ、「どのようなコロナ対策をしているか」、「在宅勤務とPCなどの貸与について」、「会社の経営状況や収入の確保について」などが挙げられた。
まとめ
今回の調査で、働く主婦層が勤務先を選択する時に「感染症対策」の有無を重視していることが伺えた。コロナ禍において、感染リスクを少しでも減らし、安心して働くことができる環境を求める人は多いと言えるであろう。家族の安全も守りながら働く主婦層にとって、実施されている具体的な感染症対策や、在宅勤務などの柔軟な働き方が一目でわかるかどうかは、今後も応募率に変化をもたらしていくのではないだろうか。
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