【内定状況や内定承諾に関するアンケート】内々定獲得後も4割の学生が就活を継続
株式会社学情(本社:東京都中央区/大阪市北区、代表:中井清和)は2021年3月卒業(修了)予定の大学生、大学院生を対象に「内定獲得状況や内定承諾」に関する調査を実施した。
10月時点の内定獲得率は84%
2020年10月1日~10月5日時点で「内定を獲得していますか」と質問したところ、84.0%が「はい」と回答した。
39%が内々定獲得後も就活を継続
「内々定獲得後の就職活動状況」を調査したところ、17.3%が「内々定承諾をした上で、就職活動を継続した」、21.7%が「内々定承諾を保留した上で、就職活動を継続した」と回答した。
内々定取り消しを不安視する声
「内々定獲得後も就職活動を継続した理由」を調査したところ、最も多かったのは「志望している企業の選考予定が入っていたから」で60.3%であった。次いで「就職活動で後悔したくないから」が58.0%、「内々定を得た企業で就職先を決めていいかが分からなかったから」が42.7%、「内々定先に納得していなかったから」が36.6%、「コロナ禍の業績不振などで、内定(内々定)取り消しが不安だったから」が19.8%、「Webのみの選考で、一度も企業に直接訪問していないので決めていいか…」が4.6%と続いた。
企業のイベントに参加してから内定承諾をする学生も
「内定承諾企業を絞ったタイミング」を調査したところ最も多かったのは「第一志望の企業から内定を得たとき」で52.0%であった。次いで「選考中企業の選考が終了したとき」が26.5%、「内定先企業での面談や懇親会に参加した後」が9.3%、「これから検討したい」が8.5%、「内定式の前」が2.8%、「内定式への参加後」が1.0%と続いた。
他にも学生からは「人事と面談し、内定取り消しへの不安はないと感じたタイミングで就職活動を終えた」、「オンラインで面接を受け、その後直接訪問し、入社したいと思い、就職活動を終えた」などの声が寄せられた。
まとめ
今回の調査で、内々定を獲得したあとも4割近くの学生が就職活動を継続していたことがわかった。今年の採用活動は例年とは異なり、オンラインで対応する企業が多く、実際に働く現場に足を運んでいないことにも不安を感じている学生が多かったことから、直接学生と会う機会などを選考過程に設けることも必要と言えるのではないだろうか。内定式に参加しながらも、まだ最終決定を悩んでいる学生もいることから、内定式の際も、学生の不安を取り除き、働くイメージを持たせる工夫などが重要になってくるかもしれない。
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