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半数以上が「オンライン内定式」に参加 一方で直接面談が「内定承諾」にプラスの働きをもたらすことも

2020.10.13

 株式会社学情(本社:東京都中央区/大阪市北区、代表:中井清和)は、新型コロナウイルスの感染拡大やテレワークの推奨を受け、2021年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に「内定式」に関するアンケートを実施した。

内定式に参加した学生は65.8%

内定式に参加した学生は65.8%

 「内定式の参加状況」を調査したところ、65.8%が「内定式の実施があり参加した」、1.5%が「内定式の実施はあったが参加していない」、19.6%が「今後、内定式が実施される予定」、13.1%が「内定式の実施がなかった」と回答した。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、例年とは異なる選考スケジュールとなったことなどから、内定式の時期が変更となったことも伺えた。

半数以上が「オンライン内定式」に参加

半数以上が「オンライン内定式」に参加

 「内定式の参加方法」を調査したところ、56.6%が「オンライン実施のものに参加」、9.0%が「オンラインと対面を併用したものに参加」、34.4%が「実際に内定先企業などに訪問して参加」と回答した。半数以上の人がオンライン形式での内定式参加となった中で、参加した学生からは下記のような声が挙げられた。

 ・事前に届いた荷物を、オンライン内定式中に開封し、内定証書とプレゼントを受け取る演出があり実感が湧いた。
 ・オンラインでも役員からの挨拶があり、緊張感を持って参加することができた。
 ・「式」という雰囲気がなく、半年後に入社する実感が湧きにくかった。
 ・選考も内定もオンラインで入社を迎えることに不安がある

 一方で、「実際に内定先企業などに訪問する」内定式に参加した学生からは下記の声が寄せられた。
 ・他の内定者に初めて会うことができ嬉しかった。
 ・社員や内定者と顔を合わせることで入社の実感が湧いた。

 内定式は、他の内定者や人事担当以外の社員と顔を合わせる貴重な機会でもあるため、オンラインではなく、対面で顔を合わせる方が、より入社の実感が湧きやすいことが伺えた。

顔を合わせることが内定承諾にもつながる

顔を合わせることが内定承諾にもつながる

 「内定先の社員や内定者と直接話す機会があると内定承諾にプラスになるか」を調査したところ、88.0%が「はい」と回答し、直接面談をすることが「内定承諾」の意思決定に大きな影響を与えることが伺えた。

まとめ

 今年の採用活動は、オンラインで実施する企業も多く、学生が内定まで一度もオフィスに訪問する機会がなかった例なども存在する。学生にとっては、これから働く職場を一度も見ずに内定承諾をすることに不安を覚える学生も多い。これまで、対面が主流であった内定式もオンラインにシフトするなど変化が生じている。オンラインであっても、内定者や社員が互いの顔を見たり、会話をすることができるような機会を設けることで、不安感を軽減させることもできるであろう。ミスマッチを防ぐためにも、オンラインとオフラインの特性を活かしながら、学生をサポートしていくことも重要であると言えるのではないだろうか。

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