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新しい働き方、効率的な採用とは..「総務・人事・経理Days!」を詳報!

2020.11.13
オフィスのミカタ編集部

オフィスのミカタは10月21〜23日、withコロナ時代の新しい働き方やハラスメント対策、採用施策で独自の取り組みを展開する3社が登壇するセミナー「総務・人事・経理Days!」を開きました。今年は初めてオンラインで開催。その内容を詳報します。

パワハラのグレーゾーンにどう対応?

 続いて、株式会社カルチャリアで国際人事コンサルタントの奥山由実子さんが、「あなたの会社は大丈夫?パワハラゼロの明るい職場づくり」と題して講演した。

 GAFAと呼ばれる世界トップ企業は、社員幸福度が高い傾向があることを紹介。一方日本では自殺率が高止まりしていることや、採用会社の調査で全体の3割が「ハラスメントを受けたことがある」と答えていることを紹介。さらに国内の50、60代の管理職に「パワハラをやったことがあるか」と問うと、「やったことがない」と答える人が多いとし、「上司はやっているつもりがない、というのがこわい」と話した。

 さらにパワハラには「身体的攻撃」「肉体的攻撃」のほか、「過小な要求」「人間関係からの引き離し」なども該当すると述べ、「管理職にはこうした行為は絶対させてはいけない」とした。

 また、「登山好きの社員が毎週のように月曜日遅刻をする」というシーンを想定し、実際にどう対処するのが適切かを考えた。
 奥山さんは「たとえば気の合う上司で、『もうするな』とたしなめられて『はい』といえる間柄ならパワハラにならない」と紹介。
 「(パワハラか適切な指導かの)グレーゾーンが重要で難しい問題で、適正の範囲というのが明確でない。解釈次第ではハラスメントになったりならなかったり、どのように解釈するかは上司と部下のコミュニケーションですり合わせないといけない」とした。

採用成功につながる求人票の書き方とは

 最後はIndeed Japan株式会社が「採用成功につながる求人票の書き方」を紹介した。
採用成功のために社内でまずやるべきことは「ほしい人材を明確にする」「その人物から見て自社の魅力がどこにあるか考える」「それらを総合して検索されやすい求人をつくること」とポイントを紹介。

 その上で、社内で活躍する人材にインタビューして、会社に何を求めるかやどんなことに関心があるか、個人の目標などを確認し、キーワードを探る。自社が採用したいと思う理想の人材になったつもりで、企業に求めることは何かを考え、求人票に落とし込んでいく。

 その際は、実際に働くイメージがわくように、条件等は正確に、ネガティブなことも誠実に伝えることが重要だという。社歴をストーリー仕立てで伝えたり、職場の雰囲気を入れたりすると共感を得やすいという。

 Indeed(インディード)なら、一度出した求人票を修正することも可能だ。アナリティクス機能を使用し、求人に対する応募率や、タイトルの多いクリック数など効果検証を繰り返しながら、どういった求人票が魅力的なのか考察しながら求人票を作成する。
 
 そして、膨大な数のオンライン求人が存在する今、求職者がどのようにキーワードを入力して求人票を探そうとしているかの予測も重要だ。たとえば、「アカウントマネジャー」なら「営業担当」と、広く一般的に使われているイメージしやすい言葉を使用することが多くの求職者に検索してもらうために、非常に必要だ。

Indeed(インディード)についての説明資料はこちらからダウンロード可能:

https://offers.indeed.com/JP_ja_081020_HowtoSaiyouBook_CON-EBOOK.html