ライクとツナグ・ソリューションズが業務提携　人員余剰企業の従業員と人手不足企業をマッチング　

　保育・介護施設の運営、エッセンシャルワーカーに特化した人材サービスを展開する事業会社を擁するライク株式会社（本社：東京都渋谷区、代表：岡本泰彦）は、人員余剰企業の従業員と人手不足企業とのマッチングを通し、雇用の安定化をはかるため、アルバイト・パート採用に特化した採用代行サービス・コンサルティングを主力事業とする株式会社ツナグ・ソリューションズ（本社：東京都千代田区、代表：御子柴淳也）と業務提携を開始した。

「人」を軸に事業展開するライクグループ

　ライクグループでは「人生のどの段階においてもなくてはならない生活総合支援企業グループ」を目指し、以下のようなサービスを提供している。

　・ライクキッズ/ライクアカデミー
　病院や企業などが設置する事業所内保育の受託、認可保育園、学童クラブなどの公的保育において374カ所の施設を運営する子育て支援サービスを営む保育業界でトップクラス

　・ライクスタッフィング/ライクワークス
　ネットワークインフラを支える通信業界におけるカスタマーサポートや端末販売、生活必需品の円滑な流通を支える製造・物流業界や建設業界など生活インフラを支える業界に特化した総合人材サービスを営む人材業界でトップクラス

　・ライクケア
　24時間看護スタッフ常駐を中心とし、看取り介護までを行う有料老人ホームなどを首都圏24カ所で運営し、1,400名を超える定員数を持つ介護関連サービス

ツナグ・ソリューションズの採用支援

　ツナグ・ソリューションズでは、「アルバイトをヒーローに。」をミッションに掲げ、2007年3月に日本で初めてアルバイト・パート採用に特化した採用コンサルティング・代行サービスの提供を開始した。単なる採用アウトソーシングだけでなく、アルバイト・パート採用に特化した業界随一の実績とノウハウで採用活動のワンストップサービスを提供している。

コロナ禍で変化する人材需要

　新型コロナウイルスの感染拡大が進み、2020年9月23日には厚生労働省からコロナ関連の解雇・雇い止めが6万人を超えると発表された。中でも、製造業や宿泊業、小売業、飲食業、労働派遣業などが大きな影響を受けている。

　一方で、医療や介護、保育、需要が高まるEC通販を支える物流やコールセンターなどの、エッセンシャルワーカーの業種・業態では人材の確保が急務になっている。

　そこで、ライク株式会社ではやむを得ず余剰人材を抱えることとなったツナグ・ソリューションズの支援先企業の従業員の再就職先をマッチングする取り組みを開始する。これにより、シフトの減少や休業などを余儀なくされた「潜在失業者」の雇用を守ると同時に、エッセンシャルワーカーを雇用する人手不足企業の人材を充足させることで、社会的な雇用の安定化と均衡化を図る。具体的には、ツナグ・ソリューションズが支援する企業の従業員を、ライクグループが展開する「ライクキッズ」「ライクアカデミー」「ライクスタッフィング」「ライクワークス」「ライクケア」や、支援先において就業できるように、雇用機会のマッチングを実施する。

まとめ

　コロナ禍において、雇い止めや解雇が話題になる一方で、人手不足の問題に直面する企業もある。長引くコロナ禍において、人員余剰企業と人手不足企業の協力はますます必要になってくるのではないだろうか。

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