出社とテレワークを組み合わせた「ハイブリット型」な働き方 96%が「生産性が上がった」と回答
オリジナルブランド「マナラ化粧品」の開発および販売を行う、株式会社ランクアップ(本社;東京都中央区、代表:岩崎裕美子)は、新型コロナウイルスの感染拡大を機に、2020年2月からテレワークを実施、3月には完全テレワークへと移行した。そこで、同社では「新しい働き方」について社内アンケートを実施した。
96%がハイブリット型の働き方で生産性向上を実感
「在宅勤務と出社を組み合わせた働き方で生産性は上がりましたか」と質問したところ、96%が「生産性が上がった」と回答した。
そこで具体的に「一番効率的に働けるバランス」を調査したところ、最も多かったのは「週に1日出勤」で38%、次いで「週に2~3日出勤」が30%となり、約7割が「週1~3日出勤が最も働きやすい」と回答した。集中したい仕事はまとめてテレワークでこなし、チームメンバーとのコミュニケーションが直接必要な打ち合わせなどがある場合は出社するという社員が多い結果となった。
96%の社員が、「テレワークと出社を組み合わせることで生産性が上がった」と回答した社員に働きやすくなった具体的な理由を調査したところ、主に以下のような声が寄せられた。
■テレワークの制限回数がない
「週何回までテレワーク可能」という決まりがないため、自分のタスクに応じて決めることができる
■テレワークと出社時間が柔軟に選択できる
電車が混雑する午前はテレワーク、午後から出社するなど対策ができる
■時差出勤ができる
電車の混雑する時間帯を避け、早朝に出勤し早めに退勤することができる
■時間休が使える
1~6時間まで小刻みに時間休を取ることができ、急な用事にも対応できる
実際に、これまで子供の送り迎えなどで時短勤務にせざるを得なかった社員が、通勤時間を勤務時間に当て、フルタイムで仕事をすることができるようになった事例もある。
コミュニケーションが減るテレワークはストレスになることも
「在宅ワークだからこその困りごと/不便さ/不満を感じたことはありましたか」と質問したところ、56%が「はい」と回答した。具体的には「社内でしか使えないシステムがあり、家では仕事が進まない」、「コミュニケーション不足」などが挙げられた。
また、20%が「在宅ワークで業務外の精神的なストレスがある」と回答した。「一人で業務をしていると孤独感を感じることがある」、「チャットだけのやり取りで誰とも会話がない」など、人とのコミュニケーションが減ったことでストレスを感じる社員がいることがわかった。
テレワークにおける様々な工夫
同社では、テレワークを円滑に遂行するために下記のような取り組みを行なっている。
■オンラインラジオ体操で毎朝顔合わせ
毎朝、約50人の社員が集まり、子供たちも一緒になってラジオ体操から1日をスタートする。これまでは時短勤務で朝礼に参加することができなかった社員も加わり、コロナ流行前よりも参加者が3割増加した。
■オンライン部署ランチ会
部署の交流を深めるために、一人当たり1,500円が支給されるランチ制度を実施。
■オンライン部活
手芸部/英語部/頭脳ボードゲーム部/バレーボール部などがあり、月に一度活動している。一人当たり2,000円が支給され、材料費や飲食費に充てることができる。
■その他
・週に一度、社員一人が人生で学んだことを話す「講和」を30分実施
・上司が常にZOOMを繋ぎ、いつでも気軽に質問ができる環境づくり
まとめ
コロナ禍で急速に普及したテレワークだが、完全テレワークではなくテレワークと出社を組み合わせたハイブリッドな働き方に注目が集まっている。ライフスタイルや価値観が多様化する中で、一人ひとりの働きやすい環境は異なる。社員の声に耳を傾け、少しでも働きやすい環境を目指していくことは、生産性向上などにも繋がっていくであろう。
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