職場での育休に関する調査 約6割の女性が育休取得時に同僚との兼ね合いを考慮したと回答

株式会社ベイニッチ(本社:東京都港区、代表:石川友夫)は、育休取得経験がある女性111名を対象に「職場での育休」に関する意識調査を実施した。
育休取得の際、同僚との兼ね合いを考慮した人は約6割

「あなたは育児休暇を取得する際に、同僚の育児休暇との兼ね合いを考慮しましたか」と質問したところ、38.8%が「考慮した」、20.7%が「多少考慮した」と回答し、6割近くの女性が周りとの兼ね合いを考慮しながら育休を取得していたことがわかった。その具体的な理由としては以下のような声が挙げられた。
・どうしても仕事のしわ寄せが発生するため
・適齢期の女性が多いため
・仕事への影響や金銭的なことを考えたため
・周りに負担をかけてしまうため
9割が「育休は自分のタイミングで取得したい」

「あなたは自分やパートナーが決めたタイミングで育児休暇を取得したいと思いますか」と質問したところ、53.2%が「とても思う」、36.9%が「思う」と回答した。
育休への理解が進んでいない現状も

「現在の育児休暇についての意見を教えてください」と質問したところ、最も多かったのは「職場で理解されにくい」で39.6%であった。次いで「もっと長く取得したい」が36.9%、「復職しにくい」「パートナーにも取得してほしい」がともに35.1%と続いた。
パートナーに育休取得を依頼した女性は4割

「あなたはパートナーに育児休暇をとってほしいと相談しましたか」と質問したところ、40.5%が「相談した」と回答した。
また、「パートナーは実際に育児休暇を取得しましたか」と質問したところ、77.8%が「取得した」と回答した。実際にパートナーが育休を取得したことで、「親としての自覚がより強くなった」「家庭の重み、家事育児の重さを一緒に味わうことができた」などの声が挙げられた。
一方で、パートナーに育児休暇取得の相談をしなかった人からは「無理だと諦めていたから」「会社で肩身の狭い思いをさせそうだから」などの声が挙げられている。
パートナーに育休を取って欲しい女性は7割以上

「あなたが今後もし出産をする際に、パートナーにも育児休暇をとってほしいと思いますか」と質問したところ、41.5%が「とても思う」、30.6%が「思う」と回答した。
まとめ
今回の調査では、多くの女性が自由に育児休暇を取得できていない現状が明らかとなった。共働き夫婦が増える中、女性だけでなく男性の育休取得にも注目が集まっているが、実現が難しい現状がある。しかし、育休取得を積極的に推進していくことは、働きやすさの向上や企業イメージのアップなど様々なメリットにもつながるであろう。
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