30代の転職に関する意識調査 30代で未経験の仕事に 転職した理由1位は「やりたい仕事がある」
株式会社ビズヒッツ(本社:三重県鈴鹿市、代表:伊藤陽介)は、30代で未経験の仕事に転職をした205名を対象に「30代の転職に関する意識調査」を実施した。
調査概要
調査対象:30代で未経験の仕事に転職をした人
調査期間:2020年12月3日~15日
調査方法:インターネットによる任意回答
調査人数:205人(女性120人/男性82人/未回答3人)
30代で未経験の仕事に転職した理由1位は「やりたい仕事がある」
「30代で未経験の仕事に転職した理由」を調査したところ、以下のような結果となった。
■1位:やりたい仕事がある
・エンジニアの仕事に憧れていた
・新しい仕事に興味を持ち、取得した資格を活かしたいと考えた
■2位:前職に不満 / 環境を変えたい
・前職の待遇や同僚との人間関係に悩んだから
・ストレスから解放されたく、未経験の職業に就いた
■3位:ライフスタイルの変化
・結婚を機に土日休みの仕事に変えたかった
・子どもがいても働きやすい会社に勤めたいと思った
■4位:新しい仕事に挑戦したい
・ずっと同じ業界にいたので新しいこともやってみたいと思った
・長い人生で同じことばかり繰り返すのも味気ないと感じた
■5位:収入アップのため
・給料が安く、家族を養えないと思った
・子どもの教育費を準備するため高単価の仕事をする必要が生じた
未経験の仕事をするために「資格や免許取得」をする人が多数
「未経験の仕事をするために準備したことがあるか」を調査したところ、49.3%が「ある」と回答し、最も多かったのは「資格や免許の取得」で38.6%であった。次いで「独学でスキルを身につける・高める」が22.8%、「スクール・研修・職業訓練の受講」が14.9%と続いた。
転職後の年収は下がった人が半数以上
「転職して年収は上がったか」を調査したところ、51.2%が「下がった」、34.6%が「上がった」、14.2%が「変わらない」と回答した。
半数以上の人が、前職よりも年収が下がったと回答する中「年収が下がった理由」を調査したところ、最も多かったのは「基本給や賞与が少ない」で37.1%であった。次いで「未経験からのスタートだから」が20.0%、「契約・派遣社員やパートになった」が18.1%と続いた。
『転職をして年収が減った』というとマイナスなイメージを抱きがちだが、収入減をマイナスと捉えていない人も多いことがわかった。理由としては、「未経験の業界だから低賃金のスタートになった」という場合、経験を積むことで給料が上がる見込みがある「一時的な収入源」であるケースも多いからである。
82.4%が転職に満足
「未経験の仕事に転職してよかったか」を調査したところ、40.0%が「よかった」、42.4%が「どちらかと言えばよかった」と回答し、具体的には以下のような声が挙げられた。
■転職して「よかった」人の意見
・夢を実現することができて非常に満足している。
・これまで知らなかった世界が見えるようになり楽しい。
・大変なこともあるが新しい環境でなければ知らなかった可能性に出会えた。
■転職して「悪かった」人の意見
・経験としてはよかったが、給与面から本業として長くはできない。
・これまで働いていた業界よりも古い体制で働きにくかった。
・あまりにも自分の性格と合わない職に就いてしまった。
まとめ
長期雇用を視野に入れて採用する若年層の採用と30代の採用は捉え方が異なることもあるかもしれない。しかし、未経験での転職であっても、意欲があり、これまでの経験を活かすことができれば、企業にとっても新たな風を吹き込むことになるのではないだろうか。
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