ハラスメントのグレーゾーンに対応 eラーニング講座「上司と部下が一緒に学ぶパワハラ予防講座」提供開始
株式会社FeelWorks(本社:東京都中央区)は全国の課長・部長1,000名を対象に実施した「職場のハラスメントに関するアンケート調査」の結果をもとに、パワハラが起こる背景や要因について考察。上司と部下のコミュニケーション課題を追究してきた知見を活かし、eラーニング講座「上司と部下が一緒に学ぶパワハラ予防講座」の提供を開始した。
職場のハラスメントに関する調査
全国の課長・部長1,000名を対象に「パワハラ防止法をご存知ですか」と質問したところ、44.3%が「聞いたことはあるが内容は知らない」、7.0%が「聞いたことがない」と回答し、約半数がパワハラ防止法を知らないことが明らかとなった。
また、「ハラスメントについて知りたいこと」を調査したところ、最も多かったのは「ハラスメントの被害事例・判例」で25.3%、次いで「ハラスメントのグレーゾーン」が23.8%、「ハラスメントの定義」が22.1%、「ハラスメントになるか否かの判断基準」が21.7%と続いた。
ハラスメントのグレーゾーンに対応
上述の調査結果からも分かるとおり、「何がパワハラになるのか」を適切に理解できている人は少ない。そこで、長年に渡り上司と部下のコミュニケーション課題を追究してきた知見を活かしたeラーニング講座「上司と部下が一緒に学ぶパワハラ予防講座」の提供を開始した。
■3つの特徴
1 上司向け/部下向けの講座提供で両者の目線を合わせる
近年、上司の適切な指導までパワハラと訴える「パワハラ冤罪」や部下から上司への嫌がらせ行為「逆パワハラ」が増加している。もはや上司だけがパワハラについて学ぶのではなく、上司と部下それぞれに講座を用意することで双方の目線を合わせ、場全体としてパワハラの予防を目指す。
2 曖昧/難解なパワハラの定義を理解しパワハラを正しく判断
悪気のない行動や発言が無自覚にパワハラとなっているケースがあることを踏まえ、ケーススタディを通して厚生労働省が定める「パワハラの定義」に照らし合わせながら「何がパワハラになるか」を一つずつ検証する。
3 「あるある/グレーゾーン」をケーススタディで学び適切な判断に繋げる
パワハラかどうか判断が難しい「グレーゾーン」や、職場で直面しがちな「あるある」な事例を取り上げることで、自分自身に投影しやすく、より現場のシーンに応用できるプログラムとなっている。
講座概要
■講座の目的/ゴール
・「何がパワハラか」厚生労働省の定義に則って判断する習慣をつける
・職場内でパワハラについて同じ判断基準を身につける
・パワハラのない働きがいのある職場風土を醸成する
■講座の流れ
1 パワハラの定義の理解
【導入編】パワハラ予防はなぜ必要か
【ケース①(初級編)】業績の悪い部下への叱責
2 パワハラの定義の演習
【ケース②(中級編)】飲み会への誘い
【ケース③(中級編)】リモートワークでの管理
【ケース④(上級編)】ミスをした部下への叱責
3 学習の確認
【修了試験】失敗した新入社員への叱責
4 学習の応用
【事後課題】職場で学びをどう活かすか
まとめ
中小企業においても2022年4月からパワハラ防止法が施行されることを受け、これまで以上にパワハラに関する対策が求められている。一人ひとりがパワハラの定義を正しく理解し、対策を講じていくことが必要と言えるであろう。
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