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22年卒採用の計画に関する調査 採用数は「前年並」が57.8%で最多

2021.03.05

 株式会社学情(本社:東京都中央区/大阪市北区、代表:中井清和)は、企業の人事担当者を対象に「2022年卒採用の計画」に関するアンケートを実施した。

調査概要

 調査対象:企業人事担当者
 調査方法:Web上でのアンケート
 調査期間:2021年1月5日~1月31日
 有効回答数:2,394件

22卒の採用数は57.8%が「前年並」

22卒の採用数は57.8%が「前年並」

 「2022年卒採用数の増減」について調査したところ、最も多かったのは「前年並」で57.8%であった。11.8%が「増やす」と回答したが、2021年卒よりも6.0ポイント減少した。

 また、上場企業では14.2%が「増やす」と回答したのに対し、非上場企業では11.4%という結果になった。

採用数増加の理由は「業務拡大のため」

採用数増加の理由は「業務拡大のため」

 「採用人数を増やす理由」を調査したところ、最も多かったのは「業務拡大のため」で28.3%、次いで「中・長期経営計画に基づき」が22.6%、「人員構成適正化」が20.5%と続いた。コロナ禍でも採用数を増やす企業は「中長期的な成長のため」という観点で採用を増やす企業が多いことが推察される。

採用減最大の理由は「余剰人員の是正・人員構成最適化」

採用減最大の理由は「余剰人員の是正・人員構成最適化」

 「採用数を減らす理由」を調査したところ、最も多かったのは「余剰人員の是正・人員構成最適化」で29.9%、次いで「業績不振のため」が21.9%、「中・長期経営計画に基づき」が13.9%と続いた。「業績不振のため」は、2021年卒採用と比較しても大幅に増加しており、コロナ禍の影響が伺える結果となった。

まとめ

 今回の調査では、2022年卒の採用数について「前年並」を予定している企業は半数以上を占めることが明らかとなった。一方でコロナ禍の業績不振により、採用数を減らす企業も見られ業界ごとに差が伺える結果となった。景気回復を見越した採用を行っていくことも必要と言えそうだ。

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