コロナ禍による転職希望者の意識調査 積極的に転職を考える人が増加
研究職、技術職、開発職、専門職などの理系プロフェッショナルを中心とした採用プラットフォーム「アスタミューゼ転職ナビ」や「SCOPE」を運営する、アスタミューゼ株式会社(本社:東京都千代田区、代表:永井歩)は、コロナ禍の1年間による転職希望者の意識変容に関する調査を実施した。
調査概要
調査対象:「アスタミューゼ転職ナビ」登録者
調査項目:転職意欲(単一選択式)
転職や退職を考えた理由(複数選択式)
転職先に求めるもの(複数選択式)
実施期間:2019年8月1日~31日(コロナ禍の半年前)
2020年2月1日~29日(コロナ禍開始直後)
2020年8月1日~31日(コロナ禍開始から半年経過)
2021年2月1日~28日(コロナ禍開始から1年経過)
有効回答数:2,202件
コロナ禍前後で転職意欲の「積極層」が増加
「転職意欲」を調査したところ、コロナ禍前、直後、半年経過後においても「積極的に探している」と回答した人に大きな差は見られなかったが、2021年2月のタイミングでは「既に転職する意思が固まり、積極的に探している」と回答した人が73%と急増した。
コロナ禍で転職理由にも変化が見られる
「転職や退職を考えた理由」を調査したところ、これまで最も多かったのは「やりがいを感じない」、次いで「給与が上がらない」であった。しかし、2021年2月の調査で最も多かった転職理由は「自分のキャリアプランと違う仕事に配属された」、次いで「経営の方向性を感じられない」と続き、大きな変動が見られた。コロナかの影響を受けて、組織改編や人員整理に着手する企業が増加したことによる業務やポジションの変更が転職意欲に反映していることが伺える結果となった。
転職先に求めるものは「社会貢献性」
「転職先に求めるもの」を調査したところ、これまで最も多かったのは「給与の向上」であった。しかし、2021年2月の調査では初めて「社会貢献性」が1位となった。続いて「経営ビジョンと事業の連動」と続き、これまでとは大きく異なる結果となった。
まとめ
働き方や生活様式に様々な影響を与えた新型コロナウイルスの発生から1年が経過し、方向転換を考える人も多いことが伺えた。社会課題への取り組みなどを積極的にアピールすることで優秀な人材の確保に繋がるかもしれない。
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