介護領域の社会課題解決を目指す 法人向け介護離職予防オンラインサービスを4月から提供開始

国内の介護領域の社会課題解決に取り組む一般社団法人りぷらす(代表:橋本大吾)は、介護をする従業員を支える法人向けの介護離職予防オンラインサービスの提供を4月から開始する。
介護領域の課題解決を進める
2017年の就業構造基礎調査では、介護離職者は9万9千人、介護しながら働く人は346万人いると報告されている。加えて、コロナ禍における健康状態の悪化や社会的孤立が進行していることも課題の要因となっている。
実際、15歳以上で家族を介護する人口は平成24年は557万人、平成29年は627万人と5年で70万人増加していることが明らかとなっている。一方で、介護離職者は微減しているが「介護離職者ゼロ」の実現には遠い現状がある。

新型コロナウイルス感染への懸念もあり、デイサービスの利用自粛も見られ、りぷらすの提供する介護保険サービス利用者も28%減少している。そのため、介護者にかかる身体的・精神的・経済的負担は増大し、介護うつや介護離職のリスクが高まっている。

介護と仕事の両立を実現
2016年から介護離職予防の研修や介護者支援の取り組みを行なっている、りぷらすは2021年4月から介護する従業員を抱える企業向けに「介護と仕事の両立」を実現するために必要なソリューションを提供する。
1、介護離職予防研修
介護離職を防ぐための初めて学ぶ介護入門編
介護離職を防ぐための各種サービスを使うポイント
2、介護シュミレーション
親が脳卒中になったらどうする?家族会議体験編
3、個別相談、個別サポート
社外の専門家をパートナーにしながら、従業員の介護離職を防ぐ
4、情報サポート
社内報やイントラネットなどを通して、介護と仕事の両立に関する情報を発信
5、かいごカフェ
仕事と介護の両立の予備郡や当事者向けに心理的安全性の高い場を通して体験のシェアと孤立の予防を目指す
まとめ
高齢化社会が続き、介護離職は今後さらに深刻な課題となることが予想され、介護と仕事の両立を実現するための施策を講じることは、人材確保のためにも重要と言えるであろう。
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