「経費精算における不正リスク」実態調査

株式会社コンカー(本社:東京都中央区、代表取締役社長:三村真宗)は、日本CFO協会と共同で、日本企業の財務幹部を対象とした経費精算における不正に関する調査を実施した。
不正リスクがあると考える人が7割超

経費精算申請の支払承認を実施している経理・財務担当者に、経費精算における不正(軽微なものも含む)のリスクがあると感じるか聞いたところ、7割を超える人が「感じる」と回答。
中でも、特にリスクが高いと思うものについては、「接待交際費」「出張費」などが挙げられた。
最も多い不正は「出張費」

経費精算の不正を見つけたことがあるか尋ねたところ、約7割の担当者が「ある」と回答した。
見つけた不正の費目と金額を聞いたところ、多かった費目は「出張費」、「接待交際費」となっている。また、金額は「1,000円未満」が約2割、10,000円~50,000円以上の高額の不正が約6割に上った。
経費精算申請の内容チェックが負担

経費精算申請の内容チェックに対する負担について質問したところ、約8割が「負担になっている」と回答した。
中でも、「日付や内容などの整合性」「接待交際費や物品購入費などの妥当性」などが特に負担となっているようだ。
見落としやすい費目と不正を見つけたことのある費目

「接待交際費」と「出張費」がどちらも上位。どちらも比較的高額になりやすい費目であり、不正が頻発することで企業にもインパクトを与えることが懸念される。
8割以上がAIに期待

「人による目視チェックだけで不正を見つけるのは難しいと思いますか。」と聞いたところ、「そう思う」と回答した人が約9割となった。
また、「不正チェックをAIで実施した場合、業務が楽になると思う」と回答した人も8割を超える結果となった。
経理のホンネ

経費精算の不正について、「経理部門が発見すべきだと思われている」と考えている担当者が7割という結果に。一方、「まず各担当部門で不正を発見すべき」と考えている担当者は9割以上となっている。
調査概要
サンプル数:179
調査対象:日本CFO協会会員を主体とした日本企業の財務幹部
調査期間:2021年2月26日~3月12日
調査方法:インターネットリサーチ
まとめ
企業にとって大きなリスクともなりかねない経費精算の不正。人だけで全てを管理することに限界を感じている人も多く、ツールの活用などが求められているようだ。
<PR>