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ミドル世代1,700人に聞く 「コロナ禍前後のキャリア観の変化」意識調査

2021.07.20

 エン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)は、運営するミドル世代に特化した求人情報サイト『ミドルの転職』上で、サイトを利用している35歳以上のユーザーを対象に「コロナ前後のキャリア観の変化」についてアンケートを行ない、1,707名から回答を得たことを発表した。

「コロナ禍の前後でキャリア観に変化があった」約7割

「コロナ禍の前後でキャリア観に変化があった」約7割

 「コロナ禍の前後でキャリア観の変化はありましたか?」と尋ねたところ、68%が「あった」と回答した。年代別にみると、若い世代ほど「キャリア観の変化があった」と回答した割合が大きくなっている。

 また、「変化があった」と回答した人に変化のきっかけを尋ねたところ、トップ3は「リモートワーク・テレワークなど柔軟な働き方の導入・拡大」、「業界自体の先行きへの不安」、「会社の業績悪化に伴う事業の解散・縮小」となった。

「コロナ禍をきっかけに、働き方の変化があった」約6割

「コロナ禍をきっかけに、働き方の変化があった」約6割

 「コロナ禍をきっかけに、働き方の変化はありましたか?」と尋ねたところ、59%が「あった」と回答。内容について最も多く挙げられたのは「リモートワークや在宅勤務が導入された」となった。

 一方、「変化がなかった」と回答した人に、現在の働き方・雇用のされ方についての満足度を尋ねると、「満足していない」「どちらかといえば満足していない」が合計で7割を超えた。どのような変化を期待するか尋ねたところ、トップ3は「リモートワークや在宅勤務の導入」、 「時差出勤やフレックスタイム制の導入」 、 「副業の解禁」だった。年代別に最も大きく差がついたのは「リモートワークや在宅勤務の導入」となった。

 また「柔軟な働き方ができることで、転職意向度に変化は生じますか?」と尋ねると、66%が「転職意向度が上がる」と回答している。

「転職意向が高まった」半数以上

「転職意向が高まった」半数以上

 「コロナ禍の前後で、転職意向に変化はありましたか?」と尋ねたところ、55%が「以前から転職を検討していたが、ますます転職への意欲が高まった」、27%が「以前は転職を検討していなかったが、今は転職を検討している」と回答した。

 理由は、「業界自体の先行きへの不安」、「仕事を通じた成長実感の有無」が同率1位でそれぞれ36%となっている。

まとめ

 新型コロナウイルス感染症の拡大は、多くの人のキャリア観やワークスタイルに影響を及ぼしたようだ。現在の働き方に不満を抱いている人も多く、企業は現場の声を拾い切れていない可能性があると言えるだろう。

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