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国内景気、製造業がけん引し2カ月連続で改善 ― 2021年7月調査

2021.08.05

株式会社帝国データバンクは、全国2万4,285社を対象に2021年7月の国内景気動向を調査・集計し、景気DIとして発表した。

2021年7月の動向は回復傾向に

2021年7月の景気DIは前月比1.6ポイント増の40.7となり、2カ月連続で改善した。

海外経済の回復傾向で半導体や自動車関連などを中心に輸出が急増を続け、製造業が経済全体をけん引した。他方で、木材や金属など材料価格の高騰で仕入価格の上昇が加速しており、厳しい収益環境が継続した。

今後回復傾向が続く見込み

今後の国内景気は、経済活動が緩やかに正常化に向かうとみられる。一方、新型コロナウイルス変異株の動向のほか、原材料など仕入価格の上昇、半導体不足などによる供給リスクの長期化、家計や企業の成長期待の低下などは懸念材料である。また、東京五輪の影響や業種・地域に対する経済の二極化は注視する必要がある。

『製造』を中心に8業界が改善も、仕入単価上昇の勢いが強まる

10業界中8業界が改善。海外経済の回復で半導体関連や自動車関連などを中心に輸出が増加傾向のなか、『製造』を中心に改善した。他方、仕入単価DIは62.2と14カ月連続で上昇し、木材や金属、燃料などの材料価格上昇が各業界で懸念材料となった。

『製造』:前月比2.1ポイント増。全12業種が2カ月連続で改善したものの、『製造』内で景況感の水準にはバラツキがみられる。米国や中国など海外経済の回復で輸出の増加傾向が続くなか、自動車部品などの「輸送用器具・機械製造」が50を上回った。

『サービス』:同1.8ポイント増。2カ月連続で改善し、1年5カ月ぶりに40を上回った。「飲食店」は2カ月ぶりに悪化。また、「旅館・ホテル」は8カ月連続で51業種中最も低い水準となり、厳しい状況が続いている。

『建設』:同1.1ポイント増。2カ月連続で改善。2020年からの反動増もあり、新設住宅着工戸数が回復傾向にあるなか、建築工事や一般電気工事などが改善した。一方、木材や鋼材などの建材価格が上昇するなか、『建設』の仕入単価DIは8カ月連続で上昇した。

『小売』:同0.9ポイント増。2カ月連続で改善。人出が戻りつつあるなか、「家電・情報機器小売」や「飲食料品小売」など9業種中6業種がプラス。新型コロナウイルスの感染が再び拡大するなか、『小売』は『その他』を除く9業界で最も低い水準となった。

まとめ

未だ厳しい状況下ではあるものの、今後経済活動は緩やかに正常化へ向かい、景気の回復傾向が持続する見込みとなっている。

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