「マイナビ 2022年卒 内定者意識調査」を発表
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:中川信行)は、2022年卒業予定の全国の大学生、大学院生のうち、内々定を保有している学生を対象に実施した「マイナビ 2022年卒 内定者意識調査」の結果を発表した。
内々定保有社数がコロナ禍以前の水準に
内々定を保有している学生の入社予定先について「すでに決めて就職活動を終了した」学生は69.5%となり、前年より8.7pt増加した。内々定保有社数は全体平均で2.0社となり、前年の1.87社を上回って、コロナ禍前の2020年卒(2.13社)の水準に回復しつつある。前年より内々定保有社数が増え、入社先を検討する際の選択肢が広がっているようだ。
入社予定先を決めた後に不安を抱いた学生は約6割
入社予定先を決めた後、不安になったことがあるか聞いたところ、「不安になったことがある」と回答した割合は60.8%だった。不安になった理由で最も多かったのは、「社会人としてやっていけるかどうか(21.8%)」、次いで「この会社できちんと務まるかどうか(17.5%)」「自分がこの仕事に向いているかどうか(17.0%)」だった。
内々定者フォローは対面実施を希望
内々定者フォローについて対面かWEBのどちらを望むか聞いたところ、特に対面が望まれているのは「社内見学・工場見学・施設見学」が83.2%、「内々定式」が75.0%、「研修」が73.0%だった。
入社を決意させた一言
「内々定を得た企業の人事担当者あるいは人事以外の人から伝えられた『入社を決意させた』一言」についてフリーコメントで聞いたところ、「あなたと一緒に働きたい」「あなたと会えることを楽しみにしています」といった趣旨のコメントが多く見られた。一方で、学業や課外活動など学生生活で力を入れていたことについて、企業担当者からの好意的なコメントをもらい、入社を決意したという回答もあった。
調査概要
調査期間/2021年6月16日(水)~7月5日(月)
調査方法/WEBフォームによるアンケート
調査対象/2022年卒業予定で内々定を保有している全国の大学生、大学院生
有効回答数/4,148名(文系男子665名 理系男子922名 文系女子1,621名 理系女子940名)
※調査結果の詳細はこちら
まとめ
コロナ禍においてさまざまな影響を受けていた採用活動だが、内々定保有社数平均は以前と同水準へ戻りつつあるようだ。入社を決めた後に不安を感じる学生に対し、できる限り対面での内定者フォローを行うことが求められているのではないだろうか。
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