独自調査:日本企業のDX進まず、組織全体のITリテラシーも阻害要因に
スキルアップAI株式会社(以下スキルアップAI、東京都千代田区神田三崎町3丁目3-20 VORT水道橋Ⅱ 5F、代表取締役 田原 眞一)は、デジタル庁発足のタイミングに合わせ、日本企業のDX推進状況についてアンケート調査を実施した。アンケートの結果から、DXを推進したいという考えとは裏腹に現場で進んでいない実態が明らかになった。その要因として、かねてより懸念されていた人材不足やトップのリーダーシップに加え、組織全体のITリテラシーも阻害要因になっていることがわかった。
DXの実態
職場でDXを進めるべきだと思うか尋ねたところ、回答者の実に98%が勤務先企業(またはクライアント)でDXを進めるべきと回答した。
また、職場(会社員の場合は勤務先企業、フリーランス等の場合はクライアント)で具体的にDXが進んでいるか尋ねると、実際にDXが進んでいると回答している人は3割強にとどまった。「DXのプロジェクトは立ち上がっているが進んでいない」という回答も3割強あり、ひとまずDX推進部やDX推進プロジェクトを立ち上げたものの、うまく進捗していない状況が推察される。
DXの障壁と成功の要素
職場でDXのプロジェクトが進んでいない理由については、人材不足とノウハウ不足を上げる声が多くあった。予算不足の回答がとても少なかったことから、各企業においてDX推進を重要課題と位置付け、必要な予算措置は行える状況であることが推察される。
成功に必要な要素としては「DX推進のビジョン」を上げる声が最も多く、次いで「トップのリーダーシップ」「組織全体のITリテラシー」と続いた。このことから、一部の担当者だけが知識や意識を持っているだけではDXは進まず、トップがビジョンを示し、リーダーシップを発揮するとともに、社員全員でそれを受け止めるための基礎的なITリテラシーを持つことが必要と考えられてることが推察される。
DXの進め方
DXのプロジェクトをどのように進めてほしいと思うか尋ねたところ、「意欲のある人の自己研鑽を支援する形で人材育成」が最も多く、次いで「担当部署の人材を法人研修等で育成」となった。このことから、自社のDX推進を社内の人材を有効活用することで実施していきたいと考えられていることが推察される。
まとめ
DXを望む声が高まっている一方で、思うように進んでいない企業も多いようだ。社内の人材だけで進めることが難しいのであれば、外部サービスを活用することも検討してみてはいかがだろうか。
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