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『日本企業の経営課題2021』 「人材強化」「売り上げ拡大」の重視度が高まる

2021.09.09

一般社団法人日本能率協会(会長:中村正己、JMA)は、企業経営者を対象に、「当面する企業経営課題に関する調査」を実施し、経営全般ならびに経営機能別の課題の動向について発表した。

調査概要

調査時期 :2021年7月20日~8月20日
調査対象 :JMAの法人会員ならびに評議員会社、およびサンプル抽出した全国主要企業の経営者(計5,000社)
査方法 :郵送調査法(質問票を郵送配布し、郵送およびインターネットにより回答)
回答数・回収率:回答数517社・回答率10.3%

経営全般の課題

経営全般における課題として、「現在」重要と思われるもの第1位は、昨年同様に「収益性向上」となったが、その比率は減少。一方、「人材の強化」、「売り上げ・シェア拡大」は増加した。

「3年後」の課題については、「人材の強化」が昨年同様に第1位。「5年後」の課題については、第1位は昨年同様に「事業基盤の強化・再編、事業ポートフォリオの再構築」となったが、その比率は減少した。

組織・人事領域の課題

組織・人事領域で特に重視している課題は、第1位は昨年同様に「管理職層(ミドル)のマネジメント能力向上」となった。昨年に比べ、「人事・評価・処遇制度の見直し・定着」の比率が増加し第2位に、「次世代経営層の発掘・育成」についても増加し、第3位となった。

営業・マーケティング領域の課題

営業・マーケティング領域で特に重視している課題の第1位は「高付加価値型商品・サービスの開発」となった。

研究・開発領域の課題

研究・開発領域で特に重視している課題の第1位は「経営戦略・事業戦略との一貫性ある研究・開発テーマの設定」となった。「デジタル技術の活用」は第2位に上昇している。

生産領域の課題

生産領域において重視している課題は、昨年に続いて「品質管理体制の強化」が第1位に挙げられた。第2位は昨年同様、「デジタル技術の活用」となり、その比率は増加している。

購買・調達領域の課題

購買・調達領域で特に重視している課題の第1位は、昨年同様に「調達品の品質確保・品質管理」となった。

昨年に比べ、「持続可能な(CSR)調達の推進・コンプライアンスの遵守」の比率が大きく上昇して、第2位に挙げられている点が特徴的である。

まとめ

先の時代に向けて経営課題認識に変化が生じているということは、明るい兆しであると言えるだろう。人的資本経営を強化し、デジタル技術を活用しながら、新しい社会価値を創り出すべく、具体的な経営戦略の構想と実行が期待される。

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