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【採用担当者アンケート】内定式をリアルで実施予定の企業が約4割

2021.09.29

株式会社学情(本社:東京都千代田区・大阪市北区/代表取締役社長:中井清和)は、企業の採用担当者を対象に、「内定式の実施方法」に関するインターネットアンケートを実施した。

調査の背景

2022年卒の内定式は、コロナ禍で二度目の実施となり、「リアル開催での感染症予防の方法」や「オンラインでの接続方法」など、企業が一定のノウハウを得た中での開催となる。企業の多くがオンラインで開催する環境を整備している一方、「オンラインでは入社意識の醸成が難しい」「内定者同士で直接話せる機会が欲しい」など、人事担当者と学生双方から、リアルでの開催を希望する声も上っている。オンラインでできることが大きく増え、同時にリアルの大切さも再認識されるなか、コロナ禍で二度目となる内定式の実施方法を調査した。

リアルで実施が4割

2022年卒の内定式について、「リアルで実施(一部の学生にはオンラインで配信する場合も含む)」と回答した企業は、39.1%で約4割に迫った。一方、「オンラインで実施」の回答も35.4%を占め、企業により対応が分かれている。「実施しない予定」と回答した企業は9.4%に留まった。2021年卒の内定式(2020年実施)は、21.6%が「実施していない」と回答しており、実施を見送る企業は半減していることが分かる。「未定」(9.4%)と回答した企業は、「緊急事態宣言が解除されたらリアルで開催するが、延長されればオンラインで開催する」「直近の感染状況を踏まえて見極める」などとしている。

分析

・実施を見送る企業は半減。リアルか、オンラインかの実施方法に違いはあるものの、74.5%の企業が、内定式を実施する予定としている。昨年は、コロナ禍で初めての内定式となり実施を見送った企業も、今年は実施を予定していることが分かる。

・「オンラインで実施」の回答が8.8ポイント増。オンラインでの実施が、昨年内定式の実施を見送り、今年度は実施する企業の受け皿になっていると推察される。

調査概要

調査対象:全国の企業採用担当者
調査方法:Web上でのアンケート
調査期間:2021年9月13日~2021年9月14日
有効回答数:319名

まとめ

何もかもが手探りだった昨年とは違い、感染症予防やオンライン化のノウハウをある程度得た今、企業・新入社員双方にとってより良い選択を検討しているようだ。オンライン・リアルとも、それぞれのメリット・デメリットを把握した上で、自社の状況に合わせて判断することが大切だろう。

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