給与のデジタル払いに「悪い」印象を持つ人41.7％

株式会社ワークポート（所在地：東京都品川区、代表取締役社長 CEO:田村高広）は、全国の転職希望者312人を対象に、「給与のデジタル払い」についてアンケート調査を行ったと発表した。

「給与のデジタル払い」の制度化「知らない」「悪い印象」が多数

対象者にそもそも「給与のデジタル払い」を制度化する動きがあることを知っているか聞いたところ、知らない人が半数を超えていることがわかった。

さらに、給与のデジタル払いにどんな印象を抱いているか聞いたところ、「良い」が20.5％、「悪い」が41.7％、「どちらでもない」が 29.2％、「わからない」が8.7％と、悪い印象を持つ人が半数弱という結果になった。印象が「悪い」理由としては、セキュリティ面やリスク管理を不安視する意見が多く挙げられた。

「すべて現金を銀行口座から受け取りたい」人が67.0％

対象者に今後、給与のデジタル払いが解禁されたら便利になると思うか聞いたところ、「はい」が26.9％、「いいえ」が33.3％、「わからない」が 39.7％という結果になった。現時点では政府が目指す給与のデジタル払いの利便性のイメージがつきにくい状態であるといえる。

さらに、給与のデジタル払いが解禁されたら給与をデジタル払いで受け取りたいか聞いたところ、「すべて現金を銀行口座への振り込みで受け取りたい」と回答した人が67.0％と大多数となった。

スマホ決済を利用している人は70.9％

スマホ決済（QRコード型）をどの程度使用しているか聞いたところ、「メインとして使っている」が36.9％、「メインは現金決済で、スマホ決済はサブ的に使っている」が34.0％と、使っている人が70％を超えた。

スマホ決済を使い続けたい人は約99％

スマホ決済を利用する人に、今後もスマホ決済を利用したいか聞いたところ、「メインとして使いたい」が57.9％、「メインは現金決済で、スマホ決済はサブ的に使いたい」が40.7％と、使いたい人が98.6％となった。

一方、スマホ決済を利用していない人に、今後機会があればスマホ決済を使ってみたいかどうか聞いたところ、「はい」が26.6％、「いいえ」が54.3％、「わからない」が19.1％となった。

まとめ

今後、給与のデジタル払いが普及すれば、転職希望者は企業の給与の支払い方法や受け取り方の選択肢の有無も、企業選びの基準になり得るかもしれない。適度に新たな方法も取り入れていくことで、さまざまな人が働きやすい社会になるのではないだろうか。

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