「有給休暇」取得・付与のルールを正社員の約7割が誤解 スガワラくん調査
株式会社スガワラくんは、全国の20歳以上60歳未満の正社員400名とパート・アルバイト400名を対象に「有給休暇に関する認識や理解度」を調査した。正社員の68.0%が有給休暇の具体的なルールについて、知らなかったことや勘違いしていたことがあると回答。また、パート・アルバイトでは27.3%が有給休暇の存在自体を知らず、38.5%が自身の有給休暇の残日数を把握できていないことが明らかになった。
調査概要
調査名: 有給休暇に関する認識や理解度に関する調査
調査期間: 2026年10月16日(正社員)、2026年10月19日(パート・アルバイト)
調査方法: インターネット調査
調査対象: 全国の20歳以上60歳未満の正社員およびパート・アルバイトの男女
サンプル数: 各400名(10歳刻みに男女各50名の均等割付)
調査機関: Freeasy
調査主体: 株式会社スガワラくん(脱・税理士スガワラくん 調べ)
出典元:株式会社スガワラくん
正社員の約7割「有給休暇ルール」を誤解
本調査では、有給休暇が「法律で定められた労働者の権利」であることについて、正社員の87.0%が「内容まで知っている(57.0%)」または「なんとなく知っている(30.0%)」と回答した。
一方で、有給休暇について、これまで知らなかったことや勘違いしていたことを質問。「取得した日の賃金に複数の計算方法があることを知らなかった(27.3%)」「付与日数は会社が自由に決められると思っていた(22.8%)」「取得するには会社の許可が必要だと思っていた(22.3%)」という結果になった。
「特にない」と回答した人は32.0%にとどまり、68.0%が少なくとも 1つの項目について、知らなかったことや勘違いしていたことがあると回答したことになる。有給休暇が労働者の権利であるという認識が広がる一方、具体的な運用ルールについては理解が十分でない実態が示された。
また、有給休暇を取得した日の給与が通常の勤務日より少なくなる場合があることについては、正社員の58.8%が否定的な回答をした。
パート・アルバイトでは存在知らない人も
続いて、パート・アルバイトに、条件次第で有給休暇が発生することを知っているかを質問。「パート・アルバイトに有給があること自体知らなかった」との回答が27.3%だった。
パート・アルバイトの有給休暇について、知らなかったことや勘違いしていたこととして「パート・アルバイトには有給がない(23.5%)」が最多に。次いで「社員と同じ日数がもらえる(15.5%)」「学生や短時間勤務だと有給はもらえない(11.3%)」「社会保険に加入していないと有給はもらえない(11.0%)」が挙げられた。53.5%が少なくとも1つの項目について。誤解などがあることが可視化された。
まとめ
今回の調査では、有給休暇が労働者の権利であるという認識が正社員の87.0%に広がる一方、具体的なルールについては68.0%が誤解していることが判明した。また、パート・アルバイトでは制度の存在自体を知らない人が27.3%に上り、53.5%が何かしら誤解しているという結果に。
これらの結果から、有給休暇の適切な運用には、制度が存在することを改めて伝えることが必要だろう。加えて付与条件や日数、賃金計算の方法など、従業員が具体的に理解できる情報提供が重要だと考えられる。
正社員とパート・アルバイトの双方を対象に、雇用形態や勤務条件に応じた付与ルールを説明するとともに、個々の付与日数や残日数を確認できる環境を整えたい。さらに、申請方法や相談先を明確に案内し、従業員が安心して制度を利用できる運用につなげたい。










