リモートワーク下で若手の転職希望者の4割が成長に対して不安
Institution for a Global Society 株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長・福原正大、以下 IGS)は、コロナ禍でリモートワークを始めた大企業勤務の若手部下・上司を対象に、「リモートワーク下のコミュニケーションに関するアンケート調査」を実施した。
調査概要
<アンケート調査>
・調査対象:1,000人以上規模の組織に所属し、コロナ禍でリモートワークを始めた方。
20歳~35歳の若手部下:205名、20歳以上の上司:427名
・調査対象エリア:全国
・調査時期:2021年12月17日-24日、12月28日-30日
・調査方法:インターネット調査
<「GROW360」データ>
・対象:GROW360を受検した、1,000人以上規模の組織に所属するマネジメント層 n=1032
・データ取得方法:GROW360の受検データ
リモートワーク下の若手部下の転職意向
コロナ禍以降リモートワークを始めた若手部下のうち、42%が転職を検討したことがあった。そのうち、36.8%がコロナ前より「成長に対する不安」を強く感じるようになった。
若手の「成長に対する不安」の背景
成長に対する不安が減った人は、不安が増した人よりも、「上司との意思疎通のしやすさの増加」が45.9pt高く、「上司との率直な意見交換しやすさの増加」が35.6pt高くなった。
上司の認識
コロナ前と比較して、「部下との率直な意見交換のしやすさ」が減った人は50.8%。「部下との意思疎通のしやすさ」が減った人は46.1%いた。
上司と若手比較
コロナ前と比較した上司のコミュニケーションについて、「上司は対話的に話している」、「上司は、コロナ前よりも明るく見える」、「上司は余裕をもってコミュニケーションしている」、「上司は落ち着きながらコミュニケーションしている」では、部下の回答は上司よりも低くなった。
360度評価データ
IGSの「GROW360」のデータを分析すると、コミュニケーション能力においては、特に「外交力」・「寛容力」・「表現力」が、自己評価と他者評価の乖離が大きいことがわかる。
360度評価の上司の課題
上司に対して360度評価の経験を調査したところ、「360度評価をされたことがある」と回答した人は64.9%。そのうち約3割が「結果の信頼性」に疑問を感じていた。
まとめ
元来、コミュニケーション能力を客観的に自己評価することは難しく、他者評価を得ることが重要と言える。「GROW360」の活用を検討してみては?
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