paiza、「新卒ITエンジニアのフルリモートワーク実施状況」を調査
ITエンジニア向け国内最大の転職・就職・学習プラットフォーム「paiza(パイザ)」(paiza株式会社 東京都港区、代表取締役社長 片山良平)は、「paiza新卒」を利用中の企業向けに「新卒ITエンジニアのフルリモートワーク実施状況」についてアンケートを実施した。
新卒ITエンジニアの「フルリモートワーク」
今回の調査では、2022年7月現在「paiza新卒」に掲載されている358社のうち60社(16.8%)が新卒ITエンジニアの「フルリモートワーク」を実施していることが分かった。
また、新卒ITエンジニアの「フルリモートワーク」は、ほとんどの企業では、新卒から通常の勤務形態として「フルリモートワーク」を実施している。
新卒ITエンジニアの「フルリモートワーク」の開始時期
20%の企業が新型コロナウイルスの流行前から、新卒ITエンジニアの「フルリモートワーク」を実施していた。また、そのほか70%の企業も新型コロナウイルスの第1波の時点で迅速にフルリモートワークに切り替えたことが分かった。
導入した理由とメリット
多くの企業が新型コロナウイルスの流行を機に「フルリモートワーク」に移行し、「業績に問題が出なかった」「エンジニア採用に有利」「ワークライフバランスの実現」「広いオフィススペースが不要」などの理由で継続しているようだ。
導入のメリットとしては、多くの企業が「採用上のメリット」があると感じていることが分かった。
実施の条件
「完全に無条件」と回答した企業は20%となった。多くの企業では、会社から自宅の距離やコワーキングスペースの利用制限、Free Wifiの利用制限(その他の回答)など、各社の条件を設定している。
入社後どの時期から実施しているか
80%の企業が入社直後、あるいは研修後すぐに「フルリモートワーク」を実施している。
また、新卒ITエンジニアの入社時の受け入れについては、多くの企業で研修も含めてオンラインで行い、入社直後からフルリモートで働いていることが分かった。
今後も「フルリモートワーク」を継続するか?
今後もフルリモートを継続すると回答した企業は、その理由として「業績に影響がないことが分かった」、「働きやすい」、「採用競争力の向上」、「オフィスが縮小できる」、「リモートワークの終了で退職リスクが上がる」などを挙げていた。
調査概要
調査期間:2022年6月10日~20日
調査方法:インターネットによる調査
調査対象:「paiza新卒」を利用中のIT企業で、新卒社員のフルリモートワークを実施している企業の人事
※ITエンジニアの人数:10~50人未満(20%)、50~100人未満(40%)、100~200人未満(20%)、200~500人未満(10%)、500人以上(10%)
有効回答数:10社
まとめ
新卒ITエンジニアのフルリモートワーク実施状況に関する調査結果が発表され、実施の理由や方法、メリットなどが明らかになった。自社での取り組みの参考にしてみては?