広大なサテライトオフィス施設が奈良県三郷町にオープン　利用企業を募集

奈良県三郷町では、2023年（令和5年）3月に新設されるサテライトオフィスの施設を利用して、ビジネスの拠点とする企業、およびテレワーク希望者を募集している。

最寄駅からJR天王寺駅まで22分、JR奈良駅まで20分

当施設の最寄駅であるJR三郷駅から大阪や奈良の都市圏のターミナル駅までは、JR利用で所要時間が最速20分程度。顧客との打ち合わせや情報収集など、サテライトオフィスに求められる条件である、郊外に位置することによる就業環境の充実と同時に、都市機能へのアクセスの良さも兼ね備えている。

撮影スタジオまで備えたサテライトオフィス施設

大学跡地を利用した広大な敷地にある建物は「健康交流」「教育研究」、そしてサテライトオフィスが開設される「産業振興」の3つのゾーンで形成され、健康福祉や教育等様々な事業と交流ができ、また、周辺にはカフェ等が整備され、利用者にとって働きやすい環境を実現している。

さらに、サテライトオフィスでは企業向けのオフィススペースが設置され、映像コンテンツの制作に利用できる撮影スタジオまで備えられているので、企業の情報発信の拠点として利用することが可能だ。

歴史と自然を有し、暮らしやすく働きやすいまち

三郷町には万葉集に詠まれ、古代からシルクロードにつながる重要な道として位置づけられた「龍田古道」があり、歴史浪漫や文化を感じとることできる。また一方で、三郷町を舞台とした映画「風の中のピアノ」を制作しており、公開は2022年12月を予定している。

三郷町は100年以上続く鼻緒産業の町として知られ、熟練した職人により一つ一つ丁寧に作れられた雪駄は全国の幼稚園や保育園にて指定靴として採用されている。さらに、歴史や自然、充実した設備の整備に加えて、「暮らしやすさと働きやすさの両立」を目的に住民を対象としたテレワークのスキルアップのためのオンライン講座を実施する。

奈良県生駒郡三郷町プロフィール（※令和4 年4 月1日現在）

・人口：22,628人（男性10,796人　女性11,832人）
・世帯数：10,612 世帯
・面積：8.79平方キロメートル
・アクセス：大阪市内、奈良市内までJR利用で約20〜30分
・特産品：雪駄

三郷町と大阪府柏原市が誇る「亀の瀬の地すべり」、「龍田古道」、「龍田大社の信仰」の歴史的なつながりが、日本遺産に認定。

まとめ

通勤時間削減による生産性向上や、BCP対策として災害時のリスク配分などに効果が期待できるサテライトオフィス。働き方の多様化にも繋がり、従業員が受けられるメリットは大きいのではないだろうか。