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社員の生産性低下を防ぐユニークな福利厚生「花粉症手当」花粉症による経済的損失額5兆円

2023.02.17

株式会社ラフール(本社:東京都中央区、代表:結木啓太)は、花粉症による社員の生産性低下を防ぐために福利厚生のひとつとして「花粉症手当」を導入していることを発表した。

花粉症による社員の生産性低下を防ぐユニークな福利厚生「花粉症手当」

■病院の診察費、処方箋代を会社が全額支給。
※ 約5000円/回、上限回数なし
■高級ティッシュ、高級マスク、目薬などの現物支給。

【花粉症手当 〜 3つの効果 〜 】
1 集中力アップにより残業時間10%削減
2 仕事にかける時間の短縮により営業受注数1.3倍
3 福利厚生が身近なものになり他の制度の利用率増でモチベーションUP

春の花粉 去年の2.7倍の予測 過去4番目の多さ

東京都は、医師や気象予報士などの有識者が、今年の春に都内で飛散するスギとヒノキの花粉の量などについて予測した結果を公表。東京都内で飛散する花粉の量は去年の2.7倍。花粉が飛び始める時期は、2月13日〜17日ごろとみられ、花粉の量が多い日数は各地の平均で51日と、過去10年の平均の33日より18日増える見通しだ。

花粉症による経済的損失額は5兆円の推計

日本アレルギー学会顧問で福岡病院名誉院長の西間三馨氏は、花粉症などアレルギー性鼻炎患者の経済的損失を試算している。その試算によると、欠勤や労働生産性の低下で、年間12.74日の労働時間の損失があり、1人あたり年間19万1783円の経済的損失が生じるとされる。また、花粉症が仕事のパフォーマンスに影響を及ぼすと回答した人の割合は約8割にも及ぶ。

実際に花粉症手当を利用している社員の声

【日中のイライラや睡眠不足も解消 (30代男性社員)】
10年来の重度の花粉症で、日中の集中力の低下、それに伴うイライラ、鼻詰まりによる睡眠の質の低下で生産性が低かった。花粉症手当を利用し、薬や点鼻薬で飛散ピーク時前より予防したことで、症状が収まり生産性の低下を防げた。

【外にも出れない重度の花粉症 (20代女性社員)】
飛散シーズンは外に一歩出るだけで目・鼻の痒みが止まらず一日ぼーっとしてしまい何もできない状態に。5,000円ほどかかる病院代もバカにならないので通院はしなかったが、花粉症手当をきっかけに受診。もっと早く通えばよかったと思うほど、症状が和らぎ今では気にならないレベルに。

まとめ

充実した福利厚生制度はエンゲージメントの向上に繋がる、企業にとって重要な取り組みのひとつ。同社の取り組みもぜひ参考にしていただきたい。