【Z世代の仕事に関する意識調査】6割のZ世代が「人前で褒められたくない」

株式会社SHIBUYA109エンタテイメント（本社：東京都渋谷区、社長：石川あゆみ）が運営する若者マーケティング機関『SHIBUYA109 lab.（読み：シブヤイチマルキューラボ）』は、15~24歳のZ世代を対象に、外部調査パネルによるWEB調査とSHIBUYA109 lab.独自ネットワークによるインタビューから「Z世代の仕事に関する意識調査」を行った。

Z世代の仕事に関する意識調査

■61.3％のZ世代が「人前で褒められたくない」。
■業務上での絵文字の使用については、「社内でのやり取りで気軽に使用したい」という回答が42.1％と最多。
■若者世代が勤務先について特に「古い」「遅れている」と感じること、「IT環境・電子機器関連」が31.9％と1位。
■27％のZ世代は「出世したくない」し、無理してFIREよりもサステナブルに働き続けたい。
■出世したくない理由としては、「責任が重くなるから（56.5％）」が最多。

アンケート調査概要

①WEB調査
調査期間：2023年1月
調査パネル：外部調査会社のアンケートパネルを使用（SHIBUYA109 lab.調べ　GMOリサーチ プラットフォーム利用の調査）
居住地：一都三県
性別：男女
年齢：18～26歳
対象：社会人（SC設問は大学・短大・専門学生・大学院生の就活生も含む）
回答者数：411名（男性212名、女性199名／SC設問は652人）
※回答率（％）は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位までを表示しているため、合計数値は必ずしも100％とはならない場合がある。

②SHIBUYA109 lab.による定性調査
・グループインタビュー
対象者条件： 社会人　男子4名、女子4名　2G　合計8名
※その他過去定性調査をもとに考察

SHIBUYA109 lab.概要

株式会社SHIBUYA109エンタテイメントが運営する新しい世代に特化した若者マーケティング機関。SHIBUYA109のターゲットである「around20（15～24歳）」を中心に彼らの実態を調査し、SHIBUYA109独自の視点から分析している。

株式会社SHIBUYA109エンタテイメント概要

SHIBUYA109渋谷店（所在地：東京都渋谷区）を中心とした4つの施設を展開。「Making You SHINE!－新しい世代の“今”を輝かせ、夢や願いを叶える－」の企業理念を掲げ、これからを担う新しい世代の今を輝かせ、夢や願いを叶えるため、商業施設運営に留まらないエンタテイメント事業展開を行う。

まとめ

SHIBUYA109 lab. 所長によれば、2021年に実施した同様の調査と比較すると、就活生が企業に求めることは、前回はやりがい重視だったのに対し、今回は「福利厚生」「給与水準」など、より実利的な部分が重視される傾向へ変化。「仕事で自分の人生を充実させる」というより、「私生活を充実させるための仕事」という位置づけで捉えている若者が増加していることが分かるという。

今後はZ世代だけでなく、社会全体で仕事や働き方に関する価値観の多様化を加味した、「個」に目を向けた育成・コミュニケーション方法をカスタマイズしていくことが求めらるだろう。