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ウェルビーイング経営の第一歩は話せる環境の整備「SMART CAREER」

2023.04.17

株式会社キャリアブリッジ(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:石川靖)は、企業における組織や従業員の潜在的な状態をデジタルデータとアナログな対話で顕在化して支援するサービス「SMART CAREER」で明らかになった成果を公表した。

話せる環境整備が大きな課題に

話せる環境整備が大きな課題に

同社は企業の従業員を対象としたデジタルでの自己入力のデータとキャリアコンサルティングに基づく対話を融合したサービス「SMART CAREER」を2021年6月より提供している。

提供当初から調査を続けているが、昨年度の下半期で悩みを自覚しながら働く人が増加しているという結果となった。被っている期間を斟酌しても、実質半年で悩みありと答えた人が10%以上も増加した。

特に、「仕事・働き方」を悩みの内容とする例が60%を超え、自分の人生の中での“仕事”という行動を振り返りたいと思う人が多くなっている。会社内に相談できる環境を作っても、相談を利用していないという実態が浮き彫りになった結果だとの声もある。

「仕事・働き方」という悩みは、第三者であるキャリアコンサルタントと考えたとしても終局的な解決にはならないケースも数多く報告されている。一方で、従業員のホンネには、企業の制度や風土の改善で整えることができるヒントが隠されていることが非常に多いことも特徴だ。

一般的に多いと言われる「人間関係の悩み」を本音で語ることで、「ハラスメント」という企業課題が潜んでいるケースも出てきている。同社のもとには、「従業員の甘えを聞いていたらきりがない」との声も届いている。「本音の中にこそ取り組む課題がある」時代が来ているのではないだろうか。

デジタルの自己評価だけでは見えない潜在的な課題

直近の「SMART CAREER」を利用するきっかけとして、“離職”というテーマが増えてきている。企業はこれから、「従業員の精神面、身体面、社会面全てにおいて考え、取り組みを行う」ことが求められる。企業のゴーイングコンサーンは「今いる人」から考えていく時代に突入していると言えるのではないだろうか。「SMART CAREER」の特徴は、デジタルでの自己評価だけでなく、アナログな対話があることだ。対話の中で始めて夢・不満を語り、言葉にしづらい内容を言葉にしていくことで、初めて実際の悩みが分かったというケースも数多く報告されている。

データ概要

調査方法:対面カウンセリング時にヒアリング
調査対象:「SMART CAREER」を利用している社会人437人
調査期間:2022年1月1日~2022年12月31日までの1年間

まとめ

従業員の本音には、企業の制度や風土を改善するヒントが隠されていることが多い。従業員が本音を語れる環境の整備こそ、企業が取り組むべきことではないだろうか。