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少子化の原因は?就労志向の女性の74.2%が「育児にお金かかる」と回答

2023.05.24

仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関『しゅふJOB総研』(本社:東京都新宿区、運営会社:株式会社ビースタイル ホールディングス、代表取締役:三原邦彦)は『少子化にについて』をテーマに主婦層を中心とする就労志向の女性にアンケート調査を行った(有効回答数:554件)。

少子化の原因になっていると思うもの「子育てにお金がかかり過ぎる」74.2%

少子化の原因になっていると思うもの「子育てにお金がかかり過ぎる」74.2%

2022年の出生数は80万人を割り込んだと発表された。主婦層を中心とする就労志向の女性に少子化の原因になっていると思うものについて尋ねたところ、最も多かったのは「子育てにお金がかかり過ぎる」で74.2%。さらに「子育ての負担が女性に偏っている」「子育てと両立しやすい仕事が少ない」と上位3つはすべて子育てに関する項目となった。4位の「結婚する人が少ない」まで過半数の人が選択している。お子さんがいる人といない人で傾向を比較したところ、上位項目が過半数である点は変わらなかったものの、お子さんがいない人は「結婚する人が少ない」が2位になっている。お子さんがいる人の方が、子育てに関する負担をより強く認識しているということかもしれない。

出生数と女性が仕事することとの関係性「一概には言えない」52.9%

出生数と女性が仕事することとの関係性「一概には言えない」52.9%

続けて「出生数と女性が仕事することとの関係性について、あなたの考えに近いものをお教えください」と尋ねたところ「一概には言えない」が過半数で最も多く、次いで多かったのは「女性が仕事するかどうかは出生数と関係ない」だったものの比率は「一概には言えない」の半分となった。また、お子さんがいる人といない人とで比較すると、お子さんがいる人の方が「一概には言えない」と回答した人の比率が10ポイント以上高くなった。今や大学進学率は50%を上回り、出産した後の子育てにかかるお金として大学進学までの教育費用を想定するケースが多くなっていると思われる。金銭面での負担や仕事との両立、育児自体の負担など、想定される負担を考えると出産や結婚自体も逡巡する要因となりえるだろう。

調査概要

調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:554名 ※女性のみ
調査実施日:2023年3月15日(水)~2023年3月22日(水)まで
調査対象者:ビースタイル スマートキャリア登録者/求人サイト『しゅふJOB』登録者

まとめ

子育てと両立しやすい仕事を世の中にもっと増やすなど、子どもが欲しい人が安心して希望に沿った選択をしやすくすることは、社会として重要な取り組みだろう。