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「ChatGPT」研修を予定の企業は約5割 2024新入社員研修の意識調査

2023.10.05
オフィスのミカタ編集部

WHITE株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:横山隆)が、「2024年入社の新入社員研修の意識調査」を実施。企業の人事担当者を対象にした同調査で、回答者の約5割が2024年春に入社する新入社員向けに「ChatGPT」に関連する研修を「予定している」という結果となった。

「ChatGPT」研修を「予定していない」企業は1割以下

法人向けDX人材育成サービス「MENTER」を提供するWHITE株式会社(以下:WHITE)は、企業の人事部門で育成、研修関連の業務に従事する236名に対して「2024年入社の新入社員研修の意識調査」を実施し、その結果を発表した。

OpenAI社が開発した対話型の人工知能(AI)「ChatGPT」に関連する研修を予定しているか、という質問に対して、「予定している」という回答が50.8%で最多。次いで「検討中」が41.5%で、「予定してない」は7.6%だった。

研修導入理由のトップは「業務効率の向上」

研修導入理由のトップは「業務効率の向上」

「ChatGPT」に関連する研修を「予定している」と答えた回答者に理由を質問すると、「業務効率の向上」が最も多い60.8%。以降「これからの時代に必要なリテラシー」(60.0%)、「アウトプットの質向上」(59.2%)と続いた(複数回答)。

一方、「ChatGPT」研修を「検討中」「予定していない」と答えた回答者にその理由を聞くと、「機密情報の漏洩リスク」「社内ルール・ガイドラインの未整備」が37.1%と同率1位。WHITEのプレス・リリースでは「社内体制が新しい技術に対してまだ追いついていないことが要因となっているようだ」と、この結果を分析した(複数回答)。

また、「ChatGPT」研修を「検討中」と答えた回答者に、導入条件やキッカケが何かをたずねたところ、「機密情報の漏洩リスクがクリア」されれば導入したいという答えが45.9%で最多。さらに「予算がつけば導入したい」が41.8%、「良いパートナー企業がいれば導入したい」が37.8%だった(複数回答)。

調査データについて

■調査名称:2024新人研修に関する意識調査
■調査機関:Fastask
■調査対象:全国の人事担当者(主に「育成、研修」業務に従事)
■調査方法:インターネットリサーチ
■調査期間:2023年9月13日〜2023年9月20日
■有効回答数:236件
※調査結果、調査内容はMENTER調べ

まとめ

多くの企業が「ChatGPT」の活用に前向きであることが明らかになった今回の調査。WHITEの代表取締役 横山隆の「新入社員向けに『ChatGPT』関連研修を予定している人事が50%もいるという調査結果に正直驚いた」というコメントのとおり(プレス・リリースより)、「ChatGPT」に対する企業側の期待と導入への懸念点が示されたという意味で、興味深い結果と言えるだろう。