部下の成長を実感している管理職ほど「タイミング」「意図」「目的」に明確な違い【管理職意識調査】
株式会社ラーニングエージェンシー(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:眞﨑大輔)およびラーニングイノベーション総合研究所では、「管理職意識調査」を実施した。
調査結果サマリー
■フィードバック後の部下の行動に対して、約4割の管理職が「行動に繋がらない」と悩んでいる
■部下の成長を感じている管理職ほど、「即時フィードバック」を実践している
■部下の成長を感じていない管理職ほど「ネガティブフィードバックの場所」を気にする傾向あり
■8割以上の管理職が「対面・口頭」でのフィードバックを実施。部下の成長を感じている管理職は、「対面・口頭」に加え、6割が「チャットやメール」も活用
■フィードバック時、部下から「意見を傾聴すること」「納得感を醸成すること」を意識している管理職ほど、部下の成長を実感
■部下の成長を感じている管理職は、ポジティブフィードバックが多く、「フィードバックの意図」や「求める人材像」、「日頃の感謝」も伝えている
調査概要
ラーニングイノベーション総合研究所「管理職意識調査(部下へのフィードバック手法編)」
調査対象者:同社が提供する管理職向け研修の受講者
調査時期:2023年6月19日~8月31日
調査方法:Web・マークシート記入式でのアンケート調査
サンプル数:484人
*各設問において読み取り時にエラーおよびブランクと判断されたものは、欠損データとして分析の対象外とした
*構成比などの数値は小数点以下第二位を四捨五入しているため、合計値が100%とならない場合がある
まとめ
調査の結果、部下の成長を実感している管理職ほど「即時フィードバック」を実践しており、その手法として6割の管理職が「対面・口頭」だけでなく「チャットやメール」も活用している実態が明らかになった。フィードバックは、時間が空いてしまうと状況が変わり、部下の記憶も曖昧になるため、対面にこだわらずタイムリーに伝達することが、部下の成長行動につながりやすい一つのポイントと言えるだろう。また、部下の成長を実感している管理職は、部下に寄り添ってフィードバックをしている傾向にあることもわかった。さらに、ネガティブよりもポジティブな内容を伝えることが多く、なぜフィードバックをしているのか、部下にどのようになってもらいたいかと、会社の目的・目標と部下への求める姿を照らし合わせて伝達しているようだ。参考にしてみてはいかがだろうか。