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“在宅勤務”のメリット第1位「移動しなくてすむ」デメリット第1位「切り替えしづらい」

2023.11.14

『しゅふJOB総研』(運営会社:株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)は『在宅勤務』をテーマに仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層にアンケート調査を行った。

在宅勤務の経験「ない」6割超

在宅勤務の経験「ない」6割超

仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層に「あなたは、今まで在宅勤務をしたことはありますか」と尋ねたところ「在宅で働いたことはない」と答えた人が64.9%となった。

在宅勤務のメリット「家から離れた職場まで移動しなくてすむ」77.2%

在宅勤務のメリット「家から離れた職場まで移動しなくてすむ」77.2%

「在宅勤務することには、どんなメリットがあると思いますか」と尋ねると、「家から離れた職場まで移動しなくてすむ」が最も多く77.2%。さらに、「通勤で疲れたりストレスを感じることが減る」73.3%、「プライベートなどに通勤分の時間を有効に使える」63.6%、「家事や育児、介護などと仕事を両立させやすい」62.7%と6割を超える項目が並んだ。年代別で比較すると、「家事や育児、介護などと仕事を両立させやすい」と「チャットやメール中心のコミュニケーションだと楽」で年代が低いほど高くなった。

在宅勤務のデメリット「家にいると仕事との切り替えがしづらい」65.1%

在宅勤務のデメリット「家にいると仕事との切り替えがしづらい」65.1%

「在宅勤務することには、どんなデメリットがあると思いますか」との質問には、「家にいると仕事との切り替えがしづらい」が最も多く65.1%。次が「通勤など移動機会が減って運動不足になる」50.2%、「子どもなど家族がいると落ち着いて仕事できない」45.9%とメリットよりは総じて低い割合になっている。年代別で比較すると「家にいると仕事との切り替えがしづらい」と回答した人の50代と60代以上の割合が顕著に高くなった。

希望する働き方「在宅」37.4%、「出社」22.9%

希望する働き方「在宅」37.4%、「出社」22.9%

「在宅勤務と出社勤務について、あなたの希望に最も近いものをお教えください」との質問への回答は割れており、年代が低くなるにつれて在宅希望の比率が高くなり、年代が高くなるにつれて出社希望の比率が高くなる傾向が見られた。60代以上では、出社勤務希望の方が比率が高くなっている。

調査概要

調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:558名(※)
調査実施日:2023年9月12日(火)~2023年9月19日(火)まで
調査対象者:ビースタイル スマートキャリア登録者/求人サイト『しゅふJOB』登録者
※調査対象者のうち、家周りの仕事について「同居家族はいるが主に自分が担当」または「同居家族と自分で概ね平等に担当 」のいずれかを選択した人のみを抽出して集計。

まとめ

調査の結果、半数以上が在宅勤務未経験であることや、年代により在宅を希望する割合に違いがあることが明らかとなった。総務省はテレワークは一人ひとりのライフステージや生活スタイルに合った多様な働き方を実現するとともに、災害や感染症の発生時における業務継続性を確保するためにも有効であるとしており、より良質なテレワークの普及に向けた様々な取り組みも実践している。参考にしていただきたい。

参考:総務省 情報通信白書令和5年版 第2部 情報通信分野の現状と課題