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職場の「部門間コミュニケーション」不十分 52%【職場の居心地WEB調査】

2023.11.30

プラス株式会社ファニチャーカンパニー(東京都渋谷区)は、『職場の居心地WEB調査』と題し、デスクワーク中心の業務を行う会社員・公務員500名を対象に「部門間コミュニケーション」についてのWEB調査を実施した。

部門間コミュニケーションの実態や促進施策を調査

同社は、スムーズに業務を行う上で他部門との連携が重要であることはわかっていても、実際には交流の機会を持てていないという方も多いのではないかと推察。そこで今回は、デスクワークが中心の会社員・公務員500名を対象に「部門間コミュニケーションが充分に取れているか」を尋ねるアンケート調査を実施。併せて「社内コミュニケーション促進施策」の実施状況と、部門間コミュニケーションの満足度に関連があるかなどを調べた。

調査概要

方法:インターネット調査
回収日: 2023年10月17日
対象:日本全国のデスクワークが中心の会社員・公務員(フルリモートワークを除く)
サンプル数:500人
引用元:プラス『職場の居心地WEB調査』

調査結果詳細はこちら

「部門間との連携」と「部門間コミュニケーション」の重要性

「部門間との連携」と「部門間コミュニケーション」の重要性

はじめに、仕事を行う上での部門間連携の重要性について質問したところ「重要」「どちらかというと重要」の合計が81.4%と大きな割合を占めた。

次に、コミュニケーション面について尋ねたところ「部門間コミュニケーションは重要だと思う」と回答した人は85.4%と大多数を占める結果となった。一方で「部門間コミュニケーションを充分に取れている」と回答した人は48.0%と、半数以下に留まった。

社内コミュニケーション促進のために行っていること

社内コミュニケーション促進のために行っていること

続いて、職場で行われている施策を把握するため「コミュニケーション促進のためにどのような取り組みを行っているか」と複数回答で尋ねた。回答者本人が社内コミュニケーション促進のための取り組みであると認識していない可能性を考慮し「コミュニケーション促進を目的としていなくても、社内で行っている施策には全てチェックを入れてください」と注記。結果は「何も行っていない」が39%で最も高く、次いで「業務時間外の飲み会や懇親会」「社内報(WEB/紙)などの発行」と続いた。

部門間コミュニケーションができている職場の特徴

部門間コミュニケーションができている職場の特徴

社内コミュニケーション促進施策が部門間コミュニケーションに与える影響を調べるため「部門間コミュニケーションが充分に取れていると思うか」とのクロス集計を行ったところ「充分に取れている」「どちらかというと取れている」の合計値(青色部分)が高かった上位3つは、「社内カフェやラウンジの設置」(69.6%)、「業務時間内に行う交流イベントの実施」(67.8%)、「レイアウト変更(仕切りをなくす、打ち合わせスペースを増やすなど)」(62.2%)となった。

まとめ

8割以上が部門間コミュニケーションの重要性を意識しながらも、実際にできているとする人は半数に満たなかった。部門間コミュニケーションが「できている」と回答する割合が最も高かった施策は「社内カフェやラウンジの設置」だ。社内に部門関係なく交流できるスペースがあることが大きく影響していると考えられる。部門間コミュニケーションの促進を考える上では、業務時間内にオフィスの中でできる取り組みや、オフィス環境自体を変えることを検討することがキーとなりそうだ。