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約10人に1人が既に内定を保持|2025年卒の就職活動状況に関する実態調査

2023.12.19

レバレジーズ株式会社が運営する新卒向け就活サービス「career ticket (キャリアチケット)」は、キャリアチケットに登録している2025年卒業予定の大学生205名を対象に、就活状況についての調査を実施した。

調査結果詳細はこちら

2025年卒の約10人に1人が既に内定を保持

2025年卒の約10人に1人が既に内定を保持

同社の調査によれば、2023年10月時点で約9割(90.7%)の学生がすでに就活を始めていることがわかった。そのうち「内定を持っている(7.8%)」「内定承諾をしている(0.5%)」と回答した学生は約1割。一般的に内々定の時期は卒業・修了年度の6月以降とされているが、2022年の内閣府の調査※1によると、最初の内々定を受けた時期は卒業・修了年度の4月の割合が最も高く、早期化傾向にあるといわれている。

※1:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査報告書(令和4年11月30日)」

就職したい企業規模・選定ポイント・希望職種

就職したい企業規模・選定ポイント・希望職種

就職したい企業の規模については、約7割の学生が「大手企業(65.9%)」と回答している。

また、企業選びのポイントについては「業務・仕事内容(19.3%)」が最も多く、次いで「給与(15.8%)」「勤務地(12.8%)」と続いている。上位項目に対して、ビジョンや理念などの優先度は低い結果となった。

就職したい職種については「企画・マーケティング職(26.3%)」が1位、「営業職(20.5%)」が2位という結果に。SNSなどの普及もあり、企画・マーケティング職の人気は高まっているように思われる。

就活で転職を考慮する学生が約4割

就活で転職を考慮する学生が約4割

同社が将来の転職を見込んで就活をしているか聞いたところ、約4割の学生が考慮していると回答した。その理由として「キャリア全体を考える上で、市場価値が上がる環境をファーストキャリアで選びたいから」「培ってきたスキルを活かしてより裁量を持てる環境へキャリアアップしていきたいから」といったスキルアップに関する理由が挙げられている。

副業については、4人に1人が「就活時に副業を考慮している(25.8%)」と回答した。副業を検討する理由は「これからは自分で稼いでいくスキルを身につける時代だと考えているから」「副業することで会社に活かせるスキルもあると思っているから」「将来独立して好きな時間に働きたいから」といった意見が挙げられた。

調査概要

調査対象:「キャリアチケット」に登録している2025年卒業予定の大学生
調査時期:2023年10月20日~2023年11月3日
調査方法:webアンケート調査
回答者数:205人
調査主体:レバレジーズ株式会社(キャリアチケット)

まとめ

大手企業への就職を希望する学生の多さや就職活動の早期化が明らかとなった。中小企業やベンチャー企業では、学生らが重視するポイントについて訴求しながら、早期の採用活動に取り組んでいくことが重要となるだろう。採用に関する事務作業を効率化する採用管理システムや人材獲得に向けて企業側が能動的にアプローチするダイレクトリクルーティングの活用も検討し、自社の採用方法を見直すきっかけにしてみてはいかがだろうか。

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