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働く女性600名 75%が生理のストレスが無くなれば仕事のパフォーマンスが向上すると回答

2024.01.04
オフィスのミカタ編集部

女性の社会活躍支援を目的に開発したフェムテック製品、月経ディスク「MOLARA(モララ)」を企画、製造販売する株式会社MONA company(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:向井桃子、以下モナカンパニー)が、インターネット調査「MOLARA調べ 生理のストレスと仕事のパフォーマンス」(2023年12月12日実施)の結果を発表。75%の女性が生理のストレスが無くなることで、仕事に貢献できると回答したことが分かった。

仕事中に、生理のストレスが無くなればパフォーマンス向上

「MOLARA調べ 生理のストレスと仕事のパフォーマンス」(※1)の調査対象者は、1都3県に在住する、20代から40代の働く女性(会社員、会社経営者、派遣社員、専門職、公務員、自営業を含む)合計600人(世代均等割)。

※1:クロスマーケティング社のQiqumoを利用

まず「仕事中に、生理のストレスが無くなれば、あなたの仕事のパフォーマンスは向上すると思いますか?」の質問に対し、
・29.8%(179人)が「はい、とても向上すると思います」
・45.0%(270人)が「少し向上すると思います」
・25.2%(151人)が「あまり変わらないと思います」

と回答。「とても向上する」「少し向上する」の合計75%が、生理のストレスが無くなることで、仕事に貢献できると考えていることが分かった。

生理のストレスがなければ今以上のパフォーマンスに

次に「生理のストレスが無くなると、通常時に比べて仕事のパフォーマンスはどの程度(%)になると思いますか?」の質問に対しては
・55.2%(331人)が「100%(変わらない)」
・17.7%(106人)が「110%」
・15.8%(95人)が「120%」
・7.2%(43人)が「130%」
・0.8%(5人)が「140%」
・3.3%(20人)が「150%以上」
になると回答。55%が「通常時と変わらない」パフォーマンスが発揮できるとしつつ、さらに45%の女性が通常時よりもアップすると回答していることが興味深い。

これに対しモナカンパニー代表・向井桃子氏は、「企業で人材不足が叫ばれる中で、女性の社会活躍の機会創出も重要な要素です。しかし女性に対して生理が及ぼす影響は大きく、特に仕事の環境に対するストレスは相当の負担だと思います。すべての女性が生理のストレスから解放されることが、企業のパフォーマンス向上にも貢献できるのではと考えています」とコメントしている。

現状では仕事のパフォーマンスが低下している女性が多数

また「仕事中に生理でストレスを感じたことはありますか?」と質問したところ、「はい、あります」と回答した人は74.3%(446人)に上り、さらに「生理になると仕事のパフォーマンスは低下しますか?」の質問には、63.5%(381人)が「はい、低下します」と回答。

7割の女性が仕事中に生理による何らかのストレスを感じており、そのストレスが原因で6割の女性が、仕事のパフォーマンスにも影響していると実感していることが分かる結果だ。

さらに「仕事中にストレスを感じている」と回答した446人に対し、「仕事中に、生理が理由でどんなストレスを感じているか」について自由回答を依頼したところ、大きく6つに分類された。

まず「ナプキンから横漏れしてないか?」という経血の漏れに対するストレスが3割。また関連して「仕事中に交換できない」「トイレに行けない」という物理的なストレスも2割。さらに「意味もなくイライラする」、「少しのことでイライラする」といった内容のコメントも非常に多く、生理痛が酷く、結果として、倦怠感や眠気、怠さを生じたり、仕事に集中できないという声が上がったという。

まとめ

2023年9月、厚生労働省が働く女性が悩む月経困難症などの健康問題を把握するため、厚生労働省が約5千人を対象とした初の実態調査に乗り出したことがニュースになった。生理の不快な症状が強くても我慢している人が多数派とされるなか、その対策は企業にとっても重要なものとなる。今回調査を行ったモナカンパニーは、最大12時間使用可能な、使い捨て生理用品「月経ディスク」である「MOLARA(モララ)」を日本の一般医療機器として販売している。従業員のエンゲージメント向上の面からも、こうした対策を考えていくのもよいだろう。