優秀な人ほど辞める企業の特徴とは?328人へのアンケート調査結果を発表【株式会社シフィット】
株式会社シフィットが運営する転職・就職に関する情報メディア「転職カモ」は、「優秀な人が会社を辞める理由に関する実態・ランキング」を調査した。
調査概要
対象者:社会人経験のある25歳以上の方
回答者数:328名
調査期間:2023年11月17日~12月1日
調査方法:Webアンケートによる回答
調査結果詳細はこちら
優秀な人が会社を辞める理由第1位は「待遇面への不満」
今回の調査結果では、優秀な人材が会社を辞める理由の第1位は「待遇面への不満(106人)」であることが明らかになった(n=456 複数回答可)。具体的には、給与や評価制度、 福利厚生 などに対する不満が挙げられている。
続いて第2位は、自身の能力やスキルを活かして社会に貢献したいという意欲が高い優秀な人材にとって、取り組んでいる仕事にやりがいを見出せないと、退職を考えるようになることからの「今の仕事にやりがいを感じられない(75人)」がランクイン。
3位にランクインしたのは「会社・事業に将来性を感じない(54人)」で、会社の将来性や事業の成長性に不安を抱いたことをきっかけに他社への転職を考え始める様子がうかがえた。
以下10位までのランキングは下記の通り。
第4位「上司が無能、尊敬できない」
第5位「年功序列で閉塞感がある」
第6位「成長できる機会がない」
第7位「人事評価・査定に不満がある」
第8位「裁量権がなさすぎる」
第9位「社内の人間関係が良くない」
第10位「頑張るほど仕事が増える」
自社への印象や辞める際の兆候 企業ができる離職予防は?
続いて同社は調査対象者が自社に抱いている印象を調査。その結果自分の会社が「優秀な人が辞めていく職場」だと感じた人は、全体の47%に上った。
さらに優秀な人が会社を辞める時の兆候についても調査したところ、一番多かった回答は「徐々に業務中の集中力が低下する(43%)」となった。以降は2位「打ち合わせや会議での発言数が減少する(25%)」3位「社員とのコミュニケーションを避けがちになる(12%)」4位「兆候はなく、突然辞める(12%)」の順になっている。
また、優秀な人が辞めてしまうことによる影響については「生産性が低下する」が37%で最多となった。
同社は続いて、優秀な人材を手放さないための対処法として取り組んでいることを調査。ランキングは下記の通りとなった。
第1位「評価制度や報酬体系を見直す」
第2位「労働環境や業務量の改善を図る」
第3位「風通しの良い職場づくりを推進する」
まとめ
今回の調査結果から「待遇面への不満」を理由に辞める優秀な人が多く、その結果、生産性の低下という影響が大きく出ていることが明らかになった。適切な評価と報酬、過剰な業務を担わせないことが離職予防に繋がりそうだ。オフィスのミカタでは、公平で納得感が得られる人事評価のひとつとして「360度評価」を紹介している。併せて参考にしていただきたい。
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