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日本の「会議が多すぎる」と考える従業員の割合は世界13カ国中第3位

2024.04.19

SaaS/ソフトウェア製品のレビュー&セレクションプラットフォームであるCapterra(キャプテラ)は、打ち合わせや会議が効果的に行われているのかを明らかにすべく、13カ国の6490名(日本からは498名)のリモートワーカーまたはハイブリッドワーカーを対象に調査を実施し、リモート時代の会議に関する現状と課題を国際比較を交えてまとめたことを発表した。

日本の従業員2割が「会議が多すぎる」と感じている

日本の従業員2割が「会議が多すぎる」と感じている

本調査によると、1週間のうちに仕事で行われる会議の頻度について「適切である」と回答した人の割合はどの国でも大半を占めているが「多すぎる」と答えた人も一定数存在している。日本の場合、会議が多すぎると感じる人の割合は13カ国中第3位であることがわかった。

続いて本調査では、オンライン会議中に集中力を低下させる要因を日本と世界13カ国に分けて質問。日本で上位に挙げられた5項目について、世界との比較をまとめている。

「会議中に気が散ることはない」  日本:28%/世界13カ国:11%
「会議が長すぎる」  日本:25%/世界13カ国:39%
「一人が長く話す」  日本:18%/世界13カ国:32%
「要点をすでに知っている」  日本:15%/世界13カ国:27%
「内容が自分の仕事に関係ない」  日本:15%/世界13カ国:32%

また、日本ではどのような会議が対面で行われているのかも調査。「以下のタイプの会議は対面で行っていますか?それともオンラインで行っていますか?」との質問に対して「対面」を選択した回答者の割合は下記の通りとなっている。

上司との会議:57%
キックオフ(プロジェクト開始):51%
チームの結束力向上:48%
研修やオンボーディング:45%
ブレストやコラボレーション:45%
会社に関する情報共有:36%

調査概要

2024年コラボレーションと生産性に関するアンケート調査
調査時期:2024年1月
対象者:各国の企業で正規・非正規問わず雇用されていることを条件に抽出した6490名 (米国n=503、英国n=496、カナダn=499、オランダn=499、ブラジルn=501、インドn=500、フランスn=497、スペインn=401、ドイツn=497、イタリアn=500、メキシコn=500、オーストラリアn=500、日本n=498) のリモートワーカーまたはハイブリッドワーカー
調査方法:オンラインアンケート
調査目的:国境を超えたチームがリモートで共同作業を行う際に直面する課題を分析する
出典元:テレワーク時代の会議のあり方 ── 世界と日本の現状分析(Capterra)

まとめ

本調査では、日本では62%の人が「会議の頻度は適切」と答えるなど肯定的な意見が見受けられた一方で「会議が多すぎる」と感じる従業員の割合は世界13カ国中第3位となっている。集中力低下の1番大きな要因として、4人に1人が「会議の長さ」を挙げている。会議を実施する際は「無駄な会議」となってしまわないよう、対策を講じる必要がありそうだ。

本記事の出典元となったキャプテラのレポートでは、様々な課題に対して効果的な対策のポイントも併せて紹介されている。参考にしていただきたい。