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5つの観点から企業の人気度を調査【みん就 2025年卒 新卒就職人気企業ランキング】

2024.04.22

ポート株式会社のグループ会社である、みん就株式会社(所在地:東京都新宿区、代表取締役社長CEO:赤塩勇太)は、運営する口コミ就職情報サイト「みん就」において、本年度より調査を実施した「みん就 2025年卒新卒就職人気企業ランキング」を発表。2025年卒業予定の学生を対象に、5つの観点「仕事の魅力」「会社の魅力」「雇用の魅力」「社会的責任の魅力」「採用活動の魅力」から人気度を調査した。結果の概要と同社の考察について紹介する。

旅行需要拡大の影響が波及か ホテル・レジャー関連企業が躍進

旅行需要拡大の影響が波及か ホテル・レジャー関連企業が躍進

本調査では、全日本空輸(昨年8位)が実に18年(19年卒)のランキング以来6年ぶりに1位を獲得。さらに、日本航空(昨年11位)も昨年から順位を上げ、3位にランクインするなど、航空会社全体で人気が昨年から引き続き復調していることがうかがえる。

また、ホテル・レジャー関連企業では、昨年、一昨年の111位から34位に大幅躍進したJTBグループが今年更に順位を上げ11位となったほか、星野リゾート(昨年151位)が51位、77位のHIS(昨年200位圏外)、78位の日本旅行(昨年200位圏外)が新たにランクイン。同社は、インバウンドをはじめとする旅行需要拡大の影響が昨年以上に顕著に表れた結果であるとの考察を示した。

「インターン:プログラムのレベルが高かった」1位はオービック

「インターン:プログラムのレベルが高かった」1位はオービック

本調査によると「インターン:プログラムのレベルが高かった」ランキングでは、経営者と対峙しながら経営課題を解決していく「ビジネス体験型」のインターンシップを実施するオービック(昨年69位)が1位を獲得。

また、仕事の現場を実際に体感出来る職種別インターンシップを複数コース実施する日本総合研究所は、200位圏外から大幅に順位を伸ばして2位にランクインした。

同社は本調査結果について、インターンシップ参加時の成長実感を企業の評価基準とする就活性も多いとの見方を示している。

IT・通信系企業の順位上昇も顕著 成長性の高さが人気の秘訣?

IT・通信系企業の順位上昇も顕著 成長性の高さが人気の秘訣?

同社は、IT・通信系企業の順位の上昇も顕著に見られたことに着目。例年ランキング上位に名を連ねる楽天グループ(昨年13位)に加え、13位のSky(昨年39位)22位のSCSK(昨年57位)32位のNTTドコモ(昨年53位)36位の伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)(昨年66位)など、IT・通信系企業が順位を上げている。

同社は、社会全体のDX化の潮流を受け、成長性の高い業界として着目されたことで、さらに人気が高まったと考察。同社が2024年4月に公開した「2025年卒 DX企業就職ブランド調査(※1)」においても「DXを推進している企業に対して影響があるか」という質問に対して、7割近くが「影響がある(「影響がある(25.9%)」「少し影響がある(40.3%)」)と回答する結果となった点を踏まえても、学生は企業選びにDXの視点を持ち込んでいるとの見解を示した。

※1 出典元:みん就(旧楽天みん就)、「みん就 2025年卒 DX企業就職ブランド調査」を新たに発表(みん就株式会社)

調査概要

調査主体:みん就(旧楽天みん就)
調査期間:2023年9月7日~2024年2月29日
調査対象:2025年卒業予定のみん就会員学生
有効回答人数:1310人
調査方法:みん就上でのWebアンケートおよび、みん就主催のオンラインイベント「みん就フォーラム」でのWebアンケートまたは紙でのアンケート調査
出典元:みん就(旧楽天みん就)、「みん就 2025年卒 新卒就職人気企業ランキング」を発表(みん就株式会社)
※投票者はノミネート企業約650社から、志望する企業5~7社を選択し、各企業の志望理由を「仕事」「会社」「雇用」「社会的責任」「採用活動」の5つの観点において回答。投票結果をもとに「みん就」がポイント化して集計。

まとめ

本調査結果からは、業界の業況や成長性がランキングに影響している様子がうかがえる。また同社は、インターン参加時の成長実感も企業への評価に影響するとの見解を示した。上位には大手企業の名が並んでいるものの、ランキングの傾向は企業規模を問わず共通するものがあるのではないだろうか。参考にしていただきたい。