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「タイパ」意識して働く女性が8割超 タイパ向上のために不要な業務は整理削減

2024.05.10

株式会社キャリアデザインセンター(本社:東京都港区、代表取締役社長兼会長:多田弘實)が運営する、女性の転職に特化した転職サイト『女の転職type』は、定期的に行う調査【データで知る「女性と仕事」】の第87回として、働く女性463名を対象に「タイパ(タイムパフォーマンス)」についてアンケートを実施した。
※タイムパフォーマンスは「時間対効果」のことで、かけた時間に対して得られた効果や満足感を意味する

調査概要

調査内容:第87回「タイパ気にしてる?」 / データで知る「女性と仕事」
調査期間:2024年4月3日~4月14日
有効回答数:463名
調査対象:女の転職type会員
調査方法: Web上でのアンケート
出典元:第87回 タイパ気にしてる?仕事やプライベートでのタイパについて聞いてみました。(株式会社キャリアデザインセンター)
※離職中の人は直近の職場でのことで回答
※調査データ(グラフ)は、小数点第2位以下は四捨五入しているため、合計しても100にならない場合がある
※本調査は「女性」と性自認している方を対象に調査を実施

84.7%が仕事でタイムパフォーマンス意識

84.7%が仕事でタイムパフォーマンス意識

本調査ではまず女の転職type会員に、職場でタイムパフォーマンス(タイパ)を意識しているか質問。その結果「意識している(38.7%)」「やや意識している(46.0%)」と、合わせて84.7%が「意識している派」であることがわかった。

その意識について、年代別での違いも明らかになっている。20代では「意識している」が26.7%であるのに対し、30代では39.2%、40代では44.9%と、年代が上がるにつれ意識している人が大幅に増加。同社は「 年代が上がるにつれ役割が大きくなり業務のレベルが上がることや、家庭との両立が必要になることなどから、タイパへの意識が高まるのでは」との推察を示した。

また、タイパを意識して仕事上している工夫については「不要な業務の整理、削減(75.3%)」「わからないことはすぐ質問する(54.6%)」「タスクをカレンダーで時間管理する(49.0%)」が上位に挙げられている。

職場として取り組んでいることについては「業務効率化ツールの導入(36.5%)」「業務の削減(25.9%)」「リモートワークの導入(16.8%)」「会議時間の短縮(16.4%)」が上位に。一方で27.6%は「特に取り組みはない」と回答した。

74.5%はプライベートでもタイパ意識

74.5%はプライベートでもタイパ意識

続いて本調査では、プライベートでのタイパ意識について質問。「意識している(23.1%)」「やや意識している(51.4%)」と、合わせて74.5%が「意識している派」であることがわかった。

また、プライベートでタイパを「意識している」と回答した人の割合は、仕事で「意識している」と回答した人の割合に比べて年代差が少ない結果であったことも明らかになっている。

プライベートでの工夫は「ネットで買い物をする(60.0%)」「動画はながら見をする(43.5%)」「遊ぶ相手を慎重に選ぶ(35.1%)」が上位に並んだ。

なお、タイパを意識して生活することについては「とてもいいと思う」と「ややいいと思う」を合わせて80.4%と、大多数の人が肯定派であることもわかった。

まとめ

仕事でもプライベートでも、多くの女性がタイムパフォーマンスを意識していることが明らかになった。特に仕事においては、年齢が上がるほどその意識は高まる傾向にあるようだ。タイパを意識する女性にとって働きやすい職場としていくことは、女性活躍の推進へとつながるのではないだろうか。

本調査では職場としての取り組みがないと回答する人が3割近くに及んでいる。業務に無駄な時間が使われていないか、この機会に改めて整理・検討してみては?