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【freee会計】LINE上でレシート画像を送るだけで電子保存を可能とする機能をグループチャットでも利用可能に

2024.05.14

フリー株式会社(本社:東京都品川区、CEO:佐々木大輔)は、昨年提供を開始したLINEからfreee会計に証憑アップロード可能な「LINEレシート電子保存」について、グループチャット機能にも対応したと発表。複数名でやり取りする場で証憑のアップロードが可能となった。

「LINEレシート電子保存」開発の背景

「LINEレシート電子保存」開発の背景

今年1月から電子帳簿保存法の宥恕(ゆうじょ)期間終了に伴い、メール添付のPDFやECサイト等からダウンロードした請求書・領収書などの電子取引データを紙で保存することが原則できなくなった(※1)。

同社は10月に意識調査(※2)を実施した結果、電子帳簿保存の義務化について「詳しく理解している」「詳しくは無いがある程度知っている」という回答が個人事業主は約64%、大企業も約88%と半数を超えたと報告している。一方で、請求書の受け取り方法が「すべて電子データ」という回答は、個人事業主・法人ともに10%満たない結果も出ており、対応が遅れている現状が明らかに。

そこで、同社はLINEを活用し、請求書や領収書を簡単に電子保存できる「LINEレシート電子保存」を提供開始した。請求書や領収書を受け取ってすぐにLINEにアップロードすればfreee会計に同期される。

※1 令和5年度税制改正大綱により、相当の理由によってシステム対応を行うことができなかった事業者は、2024年以降も一定の条件下で電子取引の出力書面(紙)の保存が可能
電子帳簿等保存制度特設サイト(国税庁)
※2 出典元:freee、個人事業主・法人向けに「電子帳簿保存法に関する意識調査」を実施 来年1月から本格義務化。電子データで受け取った証憑を印刷して保存する企業が未だに半数以上(フリー株式会社)

グループチャットでの投稿に対応しより便利に

これまでは個人チャットのみで証憑のアップロードが可能だったが、今回新たにグループチャットでの投稿に対応。複数名でやり取りする場で証憑のアップロードができるようになった。

同時にアップロードできる写真は9枚までで、PDFファイルのアップロードも可能。アップロード後は、LINE上で過去にアップロードした写真の確認が可能で、未処理のファイル数と、直近10件までのファイルが表示される。なお、スマートフォンの機能などでスクリーンショットを撮影し、その画像をアップロードする方法でも、電子帳簿保存法の要件を満たして保存することができる。

同社は普段のコミュニケーションの中で手軽に証憑のアップロードを実現し、作業の抜け漏れや催促の削減を目指すとしている。

freee公式/レシート電子保存 LINEアカウント

まとめ

前述した同社の意識調査では、紙保存の課題感は企業規模を問わず「台紙の貼り付け・ファイリングなどの保管準備に時間がかかる」が最多回答となっている。証憑のアップロードを効率化する本機能の提供は、経理担当者の業務効率化に大きく貢献することだろう。

今回新たにグループチャットでのアップロードが可能となったことで、その効果の拡大が期待される。活用を検討してみてはいかがだろうか。