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6割超が仕事でストレスを感じている 原因は「上司や同僚との人間関係」「業務内容」

2024.05.21

共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営する株式会社ロイヤリティ マーケティング(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:長谷川剛)は、20~60代の働く男女1000名を対象に「仕事でのストレスに関する調査」を実施した。ここでは調査結果の概要をお伝えする。

調査概要

調査方法:インターネット調査
調査期間:2024年4月8日~4月11日
パネル:「Pontaリサーチ」会員(Ponta会員で「Pontaリサーチ」の会員登録をしている人)
調査対象:国内在住20~60代の働く男女
有効回答数:1000名 ※性年代別に各100サンプル回収
調査主体:「Pontaリサーチ」調べ
出典元:仕事でのストレスに関する調査(株式会社ロイヤリティ マーケティング)
※調査結果は小数点第2位を四捨五入

勤続年数を問わず60%超が仕事でストレス

勤続年数を問わず60%超が仕事でストレス

同社によると、仕事でのストレスについて「とてもストレスを感じる(18.1%)」「ややストレスを感じる(48.7%)」と、合わせて66.8%の人がストレスを感じていると回答したことが明らかに。勤続年数を問わず、ストレスを感じる人の割合はそれぞれ6割以上を占めるという。「とてもストレスを感じる」と回答した割合が最も高かったのは「5年以上10年未満」であった。

年代別では、60代は「とてもストレスを感じる」が10.5%で、他の年代のおよそ半数となっている。また「あまりストレスを感じない」が37.0%で他の年代と比較して最も高く、ストレスが最も少ない年代と言えそうだ。

本調査では続いて、ストレスを感じると回答した人を対象に、そのストレスはいつから感じているか質問。トップは「2年以上前」で全体の37.1%となった。同社によると、年代が上がるほど「2年以上前」の割合が高く、60代の約5割に対し20代では約2割に留まるという。20代は逆に「数週間前」と直近のストレスが他の年代と比較して高いこともわかっている。

さらに本調査によると、現在の勤め先でおよそ半数が心や体の不調を経験していることが分かった。内訳は「精神的な問題(18.4%)」「体調不良(11.7%)」「両方とも(16.2%)」となっている。

ストレスの対処法と原因

ストレスの対処法と原因

次に本調査では、ストレス対処法を調査。多く挙げられたのは「休暇/休息をとる」「趣味や運動をする」などで、20代では「ネットやSNSで気晴らしする」が24.0%で他の年代より高い割合となった。

また、ストレスを感じる主な原因としては「上司や同僚との人間関係」「業務内容」が全体の4割を超えたという。年代別のトップには、20代と60代は「業務内容」が、30代は「業務量の多さ」が、40代と50代は「上司や同僚との人間関係」が挙げられた。

まとめ

本調査によって、多くの人が仕事でのストレスを感じていることが明らかになった。その原因は年代によってやや順位が変わるものの「人間関係」「業務内容」「業務量」は共通して上位にランクインしている。

楽天インサイトが実施した調査(※)では、転職経験者の転職理由として「給与」「業務内容」「労働時間」への不満が多く挙げられていた。従業員の心の健康を守ることはもちろん、離職防止の観点からも、ストレスの原因を取り除く必要があるだろう。

まずは従業員の抱えるストレスに気付くことが重要だ。相談しやすい体制や環境が整っているか、改めて見直す機会としていただきたい。

※出典元:社会人の意識に関する調査(楽天インサイト株式会社)