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24年度新入社員が興味のあるライフイベント1位は「結婚」 実現のために7割が「収入を上げたい」と回答

2024.05.22

企業向けの教育研修事業と若年層向けの就職支援事業を展開する株式会社ジェイックは、提供する新入社員研修の受講者に対して行った「最も興味のあるライフイベント」についてのアンケートの結果を発表した。ここでは結果の概要をお伝えする。

調査概要

調査名称:新入社員研修「ライフイベント」についてのアンケート
調査対象:株式会社ジェイックが提供する新入社員研修の受講者
調査機関:株式会社ジェイック調査
調査方法:Webアンケート
調査期間: 2024年3月29日~4月9日
回答者数: 888名
出典元:【調査】2024年度の新入社員に「最も興味のあるライフイベント」を調査(株式会社ジェイック)

最も興味のあるライフイベントは「結婚」

最も興味のあるライフイベントは「結婚」

同社によると「現時点で最も興味のあるライフイベントとして、当てはまるものを1つ選択してください」との質問に対して、回答の上位には「結婚(45.4%)」「当てはまるものはない(17.2%)」「住宅購入(15.3%)」が挙げられたという。

続いて同社は「結婚」と回答した方に「実現するために特に必要だと感じるもの」を尋ねている。その結果「収入を上げる(72.7%)」が最多となり、次いで「20代から仕事のスキルを磨く(31.5%)」「プライベートの時間を確保する(27.0%)」が続いた。

人事に求められるのは「キャリア自律」へのサポート

本調査結果を受けて同社執行役員の東宮氏は、多くの新入社員が「スキルアップなどの働きがい」と「プライベートも確保できる働きやすさ」の両立ができる環境を望んでいると推察。そうした取り組みは若手社員の定着にもつながる一方で、有効な施策とするためには「キャリア自律」が欠かせないとの見解を示した。

その上で、キャリア自律に向けて人事が取り組むべきこととして「定期的な仕事の振り返り、上司とのキャリア面談、外部からの定期的な社員へのキャリアカウンセリング等を用い、自己成長や仕事に対して主体的に取り組んでもらうような働きかけをすることが有効と考えます」とコメントしている。

まとめ

本調査では24年度の新入社員の約半数が結婚に興味を持っていること、その実現のために収入を上げることや、スキルアップとプライベートの両立を重視したいと考えていることが明らかになった。

同社執行役員の東宮氏が示したように、働きがいとプライベートの両立ができる環境を整備すると同時に、社員のキャリア自律を促す取り組みが重要となってくるだろう。

同社が過去に実施した調査(※)によれば、20代の9割近くが「キャリアについて考える時間」を必要としているという。一方で「キャリア自律」への認知度は非常に低く、8割超が「キャリア自律という言葉を知らない(初めて聞いた)」と回答している。若手社員に向けて、自律的にキャリア開発を行っていくという考え方から伝えていく必要もありそうだ。

※出典元:20代の正社員に“キャリア形成”に関する意識調査を実施 ー約9割が「将来やキャリアについて考える時間が必要」と回答ー(株式会社ジェイック)