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中間管理職ならではの悩みとは?半数以上が「現在の職場で休職・離職を考えたことがある」

2024.05.23

メドピア株式会社(東京都中央区、代表取締役社長 CEO:石見陽)の連結子会社である株式会社Mediplat(東京都中央区、代表取締役 CEO:石見陽)は、大企業(従業員1000名以上)の中間管理職(マネジメント層も含む)101名を対象に「休職・離職に関する意識調査」を実施した。

調査概要

調査タイトル:休職・離職に関する意識調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2024年4月11日(木)〜4月12日(金)
有効回答:大企業(従業員数1,000名以上)の中間管理職(マネジメント層も含む)101名
出典元:大企業の中間管理職に調査 約6割が「部下の突然の休職・離職で困った経験あり」(メドピア株式会社)
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない

中間管理職の約6割が「部下の突然の休職・離職」で困った経験

中間管理職の約6割が「部下の突然の休職・離職」で困った経験

本調査では、はじめに「部下が突然休職または離職して困った経験」を調査。その結果「何度もある(16.8%)」「数回程度ある(23.8%)」「一度だけある(16.8%)」と、合計で約6割が「困った経験がある」ことがわかった。

「部下が休職または離職する主な原因・きっかけ」については「メンタル面での不調(69.0%)」「身体面での不調(39.7%)」が上位となっている。

同社によれば、自由回答には「上司のパワハラによるうつ病」や「繁忙期の注文殺到に追われてパンクしてしまった」などの回答も寄せられたという。

自身の休職・離職を考えた経験と中間管理職ならではの悩みとは

自身の休職・離職を考えた経験と中間管理職ならではの悩みとは

次に本調査では「自身が休職または離職を考えた経験」について質問。「何度もある(14.8%)」「数回程度ある(26.7%)」「一度だけある(11.9%)」と、合わせて53.4%が「休職または離職を考えた経験がある」ことが明らかになった。

「自身が休職・離職を考えた原因・きっかけ」としては「メンタル面での不調(44.4%)」「労働時間などの労働条件がよくない(29.6%)」「人事評価への不満(27.8%)」が上位に挙げられた。

また「自身が休職・離職を考えた経験がある」と回答した人を対象とした「自身の休職・離職につながる、中間管理職ならではの悩みを感じた経験」という設問では「何度もある(33.4%)」「数回程度ある(37.0%)」「一度だけある(9.3%)」との回答に。中間管理職ならではの悩みを感じた経験を持つ人は、約8割にも及ぶことがわかった。

「具体的な悩み・不満」としては「上司と部下それぞれへの対応での板挟み(65.1%)」「管理職としての責任やプレッシャー(46.5%)」「ワークライフバランスの欠如(46.5%)」が上位に挙げられた。

まとめ

中間管理職の多くは部下の突然の休職・離職で困った経験を持つことがわかった。また、自身についても中間管理職ならではの悩みから、休職・離職を考える人は少なくないようだ。休職・離職の主な理由として挙げられた「メンタル面」へのケアは、企業として取り組むべき重要な課題と言えるだろう。

同社はケアだけでなく、未然に防ぐ「予防」の観点が重要だと指摘。オンラインでの医療相談や産業医との連携などで、問題が慢性化する前に適切な介入を行うことを推奨している。従業員が気軽に相談しやすい環境や、従業員の不調にいち早く気付ける体制の整備ができているか、今一度見直す機会としていただきたい。